こんにちは。プレイス・トゥ・グロウ（Place to Grow、以下PTG）代表のアンジェラ・オルティスです。いつも私たちの団体を様々な形でご支援をいただき心より感謝申し
2011年東日本大震災発生後、私は津波の被害を受けた宮城県南三陸町に滞在し、近隣地域に住む800世帯の被災者の方々へ水や食料などの物資を届けていました。町の人々が避難所から仮設住宅へと移る際、多くの人は自身の金銭面の心配や町の将来に対する不安でいっぱいになっていました。そんな状況の中、意気消沈してしまった人、苛立ちを抑えきれなくなったり、ストレスで疲れ切ってしまったりした人などを目の当たりにした私は、町に住む人達のために、何かできる事はないかと考え始めました。
そこで思い出したのが、子どもの頃からいつも楽しみにしていた家族とのクリスマスパーティーでした。クリスマスには沢山の食べ物と音楽やダンス、そして大切な家族や友達がいて、常ににぎやかで活気に満ちて、何よりも楽しい思い出がありました。この思いを他のボランティアに伝えたところ、クリスマスの魔法にかかったように沢山の人々が集まってきました。
三沢米軍のボランティア達は、「ターキーとグレービーソースにパイとケーキを持ってくよ！」 西町インターナショナルスクールのボランティアは、「プレゼントと寄付を集めるお手伝いをします。それだけでなく我が校長がサンタクロースになって南三陸の子どもたちへプレゼントを届けます！」 それに続いて、青森のコーラスグループはパフォーマンスをボランティアで披露してくれると申し出てくれました。
テーブルクロスが敷かれたテーブルの上にはキャンドルが飾られ、フォークやナイフ、そしておしゃれな食器が並べられました。会場に来た町の人々は、みんなドレスアップして、パーティーの開場を今か今かと心待ちにしていました。会場内にはキラキラしたライトや飾りがツリーに飾られて、ツリーの下にはプレゼントが置かれていました。パーティーが始まると和食とアメリカンな食事を提供し、ターキーやグレービーソース、 ローストビーフにクランベリーソース、パイにクッキーなど様々な料理を地元の方々に振る舞いました。最初は戸惑っていた外国人ボランティア達も、ゲストに食べ物を配ったり、子どもたちをサンタクロースの所へ案内したりと活躍していました。
パーティーを楽しんでいるうちに、震災から９ヶ月もの間貯めこんでいた人々のストレスが薄れていくように見えました。子供からお年寄りまでみんなが立ち上がり、ボランティアと一緒になってダンスを踊っていたあの夜の事は今でも鮮明に覚えています。会場全体が家族のような、温かい雰囲気と喜びに包まれていました。 そんな姿を見て、私にできる事は「これだ！」と気づかされました。復興へ向かう人々を勇気づける唯一無二のイベントの始まりでした。
2012年９月頃、地元の有力者の方々からパーティーをまた開催するのかと聞かれました。「去年のパーティーは本当に楽しかったね！」という感想を聞いた私は嬉しい反面、少し不安になりました。「資金どうしよう？」
しかしパーティーを開催したいという強い思いから、インターネットを使って資金集めをしてみようと試みました。それに加えて、前年パーティーに参加した地元の方々が準備の手伝いを申し出てくれました。パーティーの計画から招待状作成・配布など、全ての過程をみんなで協力した結果、２年目のパーティーには400人以上の地元の方々が参加しました！
それから毎年、サンタ・ソウル・トレインの参加者は増えて行き、１年目の100人から、今では２つの県に跨いで８市町村、380世帯1300人以上の子どもたちへ笑顔を届けています。それだけでなく、過去にはフィリピンやネパール、熊本の被災地へクリスマスプレゼントを届ける活動も行いました。
そして、サンタ・ソウル・トレインは地域や人々をつなぐことのできるワクワクするプロジェクトへと成長しました。
プレイス・トゥ・グロウ（Place to Grow、以下PTG）は、2011年の震災直後に非営利の復興支援団体O.G.A. for Aidという名前で設立し、2015年にコミュニティ形成（再生）に特化したNPO団体として再出発する際に今の名前になりました。 東日本大震災から東北で継続的に活動しているNPO団体の中では最も活動期間の長い団体の一つだと言われています。PTGは100％ボランティアから成り立っていて、仲間同士が互いにお手本となり成長していくことを信念としている国際的なリーダー達が集まっています。
PTGには団体の軸となるボランティアグループが存在し、PTG代表アンジェラ・オルティス指示の元、イベント運営やコミュニケーション、資金集めや広報活動などを担っています。また、都内在住の外資系企業駐在員など国際色豊かなPTGの役員や顧問から戦略的な計画のアドバイスを受けています。
PTGは東北被災地に住む次世代のリーダー達をつなぎ、彼らのやる気を引き出すことに力を注いでいます。エネルギッシュで、常に前向きな姿勢をとり、人々をつなぐネットワーキングや自己表現方法を学ぶ機会を作り、リーダーシップ育成トレーニングなどのプログラムを通して地域と地域をつないでいます。 子どもたちや地元有力者の方々が月例ワークショップに一緒に参加することで、友好関係や仲間意識を築くことが可能になります。また、PTGボランティア達の生きた英語と触れ合うことも出来ます。
・活動開始から７年間で23,560人がイベントやボランティアに参加（2018年からの新たなボランティアを含む）
・ワークショップ 21回開催（2018年も継続して開催中）
・被災地復興啓発イベント 7回開催
・ボランティアトレーニングやその他イベント 37回開催
・コミュニティ・フェスティバル 7回開催
・被災地ボランティア体験ツアー 7回実施
・インターンシップ・プログラム 6回実施
・PTG農業支援プロジェクトを独立させ、農業会社「グリーンファーマーズ宮城」を設立し、20のアルバイト雇用先を創出
・「東北を生きる」をテーマにした講義を15回実施し、被災地の現状を広め、支援を集った
・都内のインターナショナルスクール、国内外の大学や企業を被災地へ18回招致し、語り部を含む町の案内を実施
・国際色豊かな1,200人以上のボランティアが参加
・50のコミュニティ再生プロジェクトを実施
・イベントやワークショップを通して、復興を目指す地域住民9,000人の方々にプラスの影響をもたらした
・三陸海岸沿いに50の避難所を設立
・支援物資配布のため、40チームを派遣
・緊急支援物資を必要としていた2,800世帯を支援
・12,000ｔ以上の支援物資を効率的に配布
サンタ・ソウル・トレインという名前は、2014年のPTGクリスマスパーティーで、タレントのスチュアート・オーが会場の子どもたちや大人も交えて電車のように列を作り、会場内やステージを踊りながら回ったことから命名しました。地元では、2011年からPTGクリスマスパーティーとして知られており、今では３日間に渡る一大イベントになっています。メインイベントのクリスマスパーティーは宮城県南三陸町にある南三陸ホテル観洋の宴会場で開かれ、毎年約450人の地元の方々が参加しています。
サンタ・ソウル・トレインのイベントスタッフは全員ボランティアで、町内からのボランティア参加者だけでなく、県外や海外からも毎年ボランティアに来ています！
サンタ・ソウル・トレインでは、インターナショナルスクールや企業ボランティアに加えて、地元ボランティアが大きな役割を担っています。
2011年 地元有力者がイベントに参加
2012年 地元ボランティアが一部食事を用意
2013年 地元ボランティアがゲスト管理と会場までの交通手段を手配
2014年 プレゼント準備に参加。町内の子どもたちがパフォーマンス披露。地元チーム先導で、フィリピン台風支援のため90,000円を集め、寄付を送付。
2015年 町内教育施設へプレゼント配布の計画と準備の担当に加え、チャリティーくじ引き大会の景品集めも地元チームが担当した。また、ネパール地震被災地の子どもたちへ送るクリスマスカードを作成した。
2016年 熊本地震の被災地へプレゼント送付、サンタ・ソウル・トレインのゲストリスト作成、会場確保、パーティーで提供する食べ物の準備などをPTGと地元チームが協力しながら実施。
2017年 福島へ送るプレゼントの準備、パーティー会場の準備全般、ゲストリスト作成などを地元チームが担当。
2018年、PTGボランティアと地元有力者の方々とが協力し、サンタ・ソウル・トレインの準備を通して、地域に住む若者のリーダー育成に力を入れています。次世代を担う彼らはイベントの司会やパフォーマンスの計画・準備などを担当する予定です。
サンタ・ソウル・トレインの準備はイベントの３ヵ月前に都内のインターナショナルスクールがプレゼントを集めたり、カードを作成するところから始まります。PTGボランティアは、プレゼントの配布場所や子どもの人数の確認、配布ルートの作成、 イベントの流れを計画し、準備していきます。これらの準備に加えて、11月10日～12月10日の間、南三陸町の志津川郵便局では、「サンタの郵便局」として国内外から届くクリスマスカードを受け付けています。
こんにちは、早見優です。
2011年の東日本大震災後に、娘たちが通っていた小学校の校長先生が南三陸のクリスマスパーティーに参加したことがきっかけで、アンジェラの活動を知りました。震災後はあまりのショックで、何かしたいけど、どこからボランテイアしていいか分からない状態の人が、周りに大勢いました。私もその一人でした。
アンジェラの活動を通じて、初めて南三陸を訪れ、地元の方のお話を伺うことができました。アンジェラの「ボランティアの人と、地元の人の50：50（フィフティー、フィフティー）のコラボレーションのコンセプトが何よりも素敵だなと思います。
昨年もクリスマスの時期に南三陸を家族と訪れて、東北の皆さんの笑顔に包まれながら、楽しく、素敵なクリスマスを迎えることができました。
ぜひともこのプロジェクトを応援してください。
よろしくお願いします。
個人的にも仕事的にもなる大変お世話になっている日本国民への恩返し。
何もかも失われた方々の少しでも力になり、元気を取り戻される切っ掛けが作れるのであれば、という事です。
毎年毎年に参加者の方の笑顔がより眩しくなってきています。
「震災のお陰で〜が出来たり、〜と友達になったり、〜を体験する事が出来た」、という発言が年々に増えてきています。
少しでも精神的な面ではお役に立てているのではないかと感じています。
プロジェクトの主旨に賛同し、クラウドファンディングを通じて皆さんからご支援いただいたお金は、主にボランティアや出演者の交通費・宿泊費、イベントの運営費用、物資の運送費など「サンタ・ソウル・トレイン」プロジェクトの運営費にあてさせていただきます。
▼ 1,000円
・御礼状
▼ 3,000円 （限定30名）
・御礼状
・おばあちゃんの手作りアクセサリー
▼ 5,000円（限定30名）
・御礼状
・おばあちゃんの漬物セット（漬物１種＆梅干）
・フィアット マグネット
▼ 10,000円（限定30名）
・御礼状
・おばあちゃんの漬物ファミリーセット（漬物２種＆梅干）
・フィアット エッセンシャルオイル
・フィアット ワインオープナー
▼ 20,000円（限定20名）
・御礼状
・おばあちゃんの漬物デラックスセット（漬物セット＆
・フィアット エッセンシャルオイル
・フィアット ワインオープナー
▼ 30,000円（限定10名）
・御礼状
・おばあちゃんの漬物デラックスセット（漬物セット＆
・フィアット マグネット
・フィアット エッセンシャルオイル
・フィアット ワインオープナー
▼ 50,000円（限定10名）
・御礼状
・おばあちゃんの漬物デラックスセット（漬物セット＆
・手作り正月飾り
・フィアット マグネット
・フィアット エッセンシャルオイル
・フィアット ワインオープナー
▼ 100,000円（限定２名）
・御礼状
・おばあちゃんの漬物デラックスセット（漬物セット＆
・手作り正月飾り
・プロジェクトレポートビデオにお名前又はロゴを掲載
・フィアット ワインオープナー
・Share with FIAT ブレスレット メンズ
▼ 500,000円（限定１名）
・手作り正月飾り
・プロジェクトレポートビデオにお名前又はロゴを掲載
・2019年インパクト・レポート・イベント（開催予定日：来年１月27日又は２月３日）にてお名前紹介
・PTGライブ配信やSNS上でお名前又はロゴを紹介
・PTGインスタグラムにてプロジェクト開催日まで毎週お名前又はロゴを掲載
・プロジェクト終了後SNS上にて御礼のメッセージを投稿
↓左から：おばあちゃんの手作りアクセサリー／おばあちゃんの漬物セット
↓左から：おばあちゃんの漬物ファミリーセット／おばあちゃんの漬物デラックスセット
↓手作り正月飾り
↓左から：フィアット マグネット／フィアット エッセンシャルオイル
↓左から：フィアット ワインオープナー／Share with FIAT ブレスレット メンズ
