みなさん、こんにちは!
私たちは群馬県中之条町を拠点に活動する伊参スタジオ映画祭実行委員会です。
毎年11月に開催している「伊参スタジオ映画祭」はみなさんのおかげで今年20周年を迎えます。
これを記念し、映画祭内で例年実施してきた「シナリオ大賞」の歴代受賞作を紹介するシナリオ集を制作したいと思っています。
今回ハレブタイで募集したいのは不足している本の制作費です。募集金額は伊参(い・さ・ま)にかけて130万円。
小さな映画祭の挑戦にぜひご協力よろしくお願いします!
▲映画祭の会場となる群馬県中之条町の伊参スタジオ公園(旧中之条町第四中学校)
早速ですが、今回のプロジェクト紹介を含め伊参スタジオ映画祭の魅力をぎゅっと一つの動画にまとめたので、ぜひチェックしてみてください!
山々に囲まれた自然豊かな中之条町。
1996年に公開された小栗康平監督『眠る男』、そして篠原哲雄監督『月とキャベツ』は、ここ中之条町で撮影された代表作です。
その後『月とキャベツ』主演の山崎まさよしさんのファンなどが町を訪れるようになり、映画撮影の際にロケ隊の宿舎として使われていた木造の旧中学校校舎は伊参スタジオと改名されました。
伊参スタジオでは現在、町内で撮影された映画の資料が展示され一般開放されています。
2000年には地元ボランティア有志が集まって実行委員会をつくり、町のバックアップを受けて「伊参スタジオ映画祭」を毎年11月に開催するようになりました。
「山の中の小さくて大きい映画祭」をテーマにスタッフが手作りのカレーを振る舞ったり、映画『月とキャベツ』にちなんでスタッフが植えたキャベツをプレゼントしたりと田舎ならではのおもてなしで、温かみのある映画祭を心掛けてきました。
▲昨年の映画祭のゲストトークに登場し、ファンにあいさつする山崎まさよしさんら
▲今では珍しいフィルムによる上映
▲映画祭当日の朝。会場前には入場待ちの列ができる
その映画祭の核となるのが2003年から始まった「シナリオ大賞」です。
▲シナリオ大賞2018授賞式の様子
映画の中編・ 短編シナリオを全国から募集し、篠原監督ら審査員がその年の大賞2作品を選出。当日の映画祭で大賞が発表され、受賞者は翌年の映画祭での上映に向けて1年かけてそのシナリオの映画化に取り組みます。
実行委員会はロケ地探しやエキストラ募集、炊き出しなどでサポートします。
制作支援や賞金贈呈などで、受賞したシナリオの映画化を支援するのは全国的にも珍しい取り組みです。
これまで34作品が大賞に選ばれ、過去の受賞作の中には、伊参で上映後に海外の映画祭で受賞を果たした作品(杉田愉監督『貝ノ耳』)や、ぴあフィルムフェスティバルで受賞した作品 (平野朝美監督『震動』)、全国の映画館で上映された作品(澤田サンダー監督『ひかりのたび』 等)など大きく飛躍した作品も少なくありません。また今年最新作『ソワレ』が上映される外山文治監督、『檸檬のころ』の岩田ユキ監督、『ゆるせない、逢いたい』の金井純一監督、『踊ってミタ』の飯塚俊光監督といった、商業映画監督として活躍する人材も輩出しました。
シナリオ大賞は「映画を志す若手の登竜門」として認知されるようになってきています。
▲県内の小学生がエキストラ参加して、中之条町で行われたシナリオ大賞2019「キリノシロ」の撮影。シナリオ大賞から毎年2本の映画が生まれている
そして今年、映画祭は20周年の節目を迎えることになりました。実行委員会でも特別な一年にしたいと意気込んでいたところ、突如として襲ったのが誰もが予期しなかったコロナショックです。
こんな状況で果たしてシナリオは集まるのか-。
先行きが全く見通せない中、今年もシナリオ大賞の公募を実施することにしました。
すると昨年よりおよそ100本多い353本のシナリオが集まり、これまでの不安を吹き飛ばすほどの反響がありました。
「コロナ禍の状況に負けない自分だけの物語を作りたい」という強い意思を感じさせる作品ばかりでした。
近年の若者は映画館に行くどころかテレビすらも見なくなり、ネットで映像を見る時間が増えているといわれています。
このような環境や経済不況の影響もあり、映画業界を志す若者は減少傾向にあるようです。
監督、撮影、録音、照明、役者などさまざまな役割の人々と、多くの予算が必要とされる映画は簡単に作れるものではありません。
しかし、シナリオ大賞に送られてくる作品を読むたび、そして多くの苦労を経て完成した映画を見るたびに、私たちは「これからも映画は作られ続けていく」という確信を得ることができます。
伊参スタジオ映画祭は今後もシナリオ大賞を核にして小さくても確かな、日本映画の応援を続けていきたいと思っています。
それでも、映画祭やシナリオ大賞の認知度は全国的にまだまだ低いのが現状です。
私たちは20年という節目の今年、「全国に向けてシナリオ大賞の取り組みを伝えたい」という目標を掲げ、歴代の大賞作をまとめた記念のシナリオ集を制作したいと思っています。
しかしそのための制作費が不足していて、このたびハレブタイでその資金を集めることにしました。
シナリオ集には過去の大賞全34作品のシナリオ以外にも、各受賞監督たちの映画化にあたってのエピソードや歴代審査員を務めていただいた監督たちのコメント、映画祭の20年の振り返りも掲載予定です。
群馬県内の書店のほかネット販売でも扱い、映画シナリオに挑戦したいと考えている人や良質な物語を読みたいという人など、多くの人たちに私たちの取り組みの魅力を伝えたいです。
大賞作品はただ単に読み応えがあるだけでなく、その時々の「時代を映す鏡」でもあります。
老人問題、いじめ問題、障害者問題、大切な人を亡くした喪失感、自然との共生━。
答えを出しにくい問題や言葉では表しがたい感情に対して、若き映画作家たちはいかにそれを「映画」として昇華させたのか。
本として記録に残すことは、映画祭の取り組みを超えた価値を「未来」に残すことだと思っています。
▲ゲスト、観客、スタッフら全員で行う伊参スタジオ映画祭恒例の記念撮影
返礼品の中には、完成したシナリオ集をどこよりも早くお届けするコースをはじめ、シナリオ大賞の映画化された映像を見られるコース(全作品ではありません)や来年の映画祭チケットを含むコースなど、さまざまな角度から伊参スタジオ映画祭を楽しんでいただけるものをご用意しました。
▼2,000円
・シナリオ集巻末にお名前を記載
・シナリオ集や伊参に関わるメルマガ発行(全5回)
▼5,000円
・シナリオ集を贈呈
・シナリオ集巻末にお名前を記載
・シナリオ集や伊参に関わるメルマガ発行(全5回)
▼10,000円A◎限定100個◎
・歴代監督による幻の短編集「ISM」を含めたシナリオ大賞作品の映像がWEB上で見られる(期間限定)
・シナリオ集を贈呈
・シナリオ集巻末にお名前を記載
・シナリオ集や伊参に関わるメルマガ発行(全5回)
▼10,000円B◎限定100個◎
・伊参スタジオ映画祭2021の映画祭チケット(2日分)
・映画祭オリジナル木札を贈呈(篠原哲雄監督サイン入り)
・中之条町周遊券を贈呈
・シナリオ集を贈呈
・シナリオ集巻末にお名前を記載
・シナリオ集や伊参に関わるメルマガ発行(全5回)
▼30,000円
・過去の映画祭シナリオ集全バックナンバー(17冊)
※各回ごとに制作されたものです。大賞のほか最終審査に残った17作品を収録
・歴代監督による幻の短編集「ISM」を含めたシナリオ大賞作品の映像がWEB上で見られる(期間限定)
・シナリオ集を贈呈
・シナリオ集巻末にお名前を記載
・シナリオ集や伊参に関わるメルマガ発行(全5回)
▼50,000円◎限定10個◎
・四万温泉宿泊付きロケ地巡礼・上映会ツアー(1泊2日、1名様分)
※2021年7月2〜3日と7月10〜11日の2つの日程から選べます(ツアー内容は初日のみ。2日目は自由行動)。当日は実行委員会メンバーによるアテンドで、町内ロケ地を数カ所巡ります。夜には過去のシナリオ大賞作品2本(中編・短編1本ずつ、所要約2時間)の上映会を行います。
・歴代監督による幻の短編集「ISM」を含めたシナリオ大賞作品の映像がWEB上で見られる(期間限定)
・シナリオ集を贈呈
・シナリオ集巻末にお名前を記載
・シナリオ集や伊参に関わるメルマガ発行(全5回)
▼100,000円◎限定2名◎
・来年の伊参スタジオ映画祭であなたの作品を上映します!
※上映可能な作品は30分前後。過剰な表現を含む作品は上映をお断りする場合があります。このコースを希望する方はコース選択前に作品DVD(あるいはデータ)を実行委員会に送ってください。実行委員会による試写を経てOKが出た方のみ、このコースへの応援が決定となります。まずはコース希望の旨をご連絡ください。
・歴代監督による幻の短編集「ISM」を含めたシナリオ大賞作品の映像がWEB上で見られる(期間限定)
・シナリオ集を贈呈
・シナリオ集巻末にお名前を記載
・シナリオ集や伊参に関わるメルマガ発行(全5回)