PRELIBRI写真集プロジェクト応援いただきありがとうございます!
今回は、写真集の要ともいえる紙について。
こちらは、印刷する予定の紙に、
オフセット印刷平台校正機で試し刷りをしたサンプルです。
今回の写真集で使用しようとしている紙は、平和紙業さんのインペリアルマット。
写真では伝わりずらいのですが、
しっとりと、光が柔らかくグラデーションしています。
一之瀬の希望として、紙の風合いはマットに、
そして、印刷された写真面もマットにしたい。という希望です。
そのイメージを実現する為、平和紙業西谷さんにご相談したところ、
薦めていただいた紙が、インペリアルマットでした。
サンプルは、まだ調整していない製版データでの印刷でしたが、
大変綺麗にあがっています。
きちんと調整した写真での印刷であれば、かなり美麗な印刷に仕上がりそうです。
印刷で使用される紙には、紙の表面加工の有無で分類すると、
塗工紙と非塗工紙の2種類に分けられます。
塗工紙は、紙の表面に顔料を塗布し、平滑度や、白色度、光沢などを高めた紙です。
非塗工紙は、表面加工をしてない、風合いがあって、素材感を感じられる紙です。
塗工紙の中でも、微塗工紙というものがあり、
紙自体はマットで、印刷された面だけ光沢が出る紙もあります。
写真を印刷する支持体である「紙」
表現したいイメージや、方向により様々な選択肢の中から選びます。
この選択を間違うと、伝えたいメッセージ自体が伝わらず、
別の印象を付加してしまうことにもな大切な素材です。
写真集の中でも、本文用紙、見返し、表紙、カバー、差紙など、
さまざまな紙が使われます。
強度や用途に合わせ、適切な紙を選び、
組み合わせて1冊の写真集ができあがります。
ここから用紙選定、印刷校正、製本と進んでいきます。
仕様も現在試行錯誤しながら検討中です。
「写真集」にするまで決めることまだまだありますが、
ひとつづつ丁寧に形にしていきたいと思います。
フライヤーを置いていただきました!
ありがとうございます。
森岡書店 5月5日に2店舗目「森岡書店銀座店」オープンです。
平和紙業 PAPER VOICE 紙のプロがご相談にのってくれますよー。
PRELIBRI 小熊