岩手県盛岡市にお店を構えるセレクトショップCIYのオーナー小山さんが、
「STILL LIFE」写真集プロジェクトについて丁寧にご紹介してくださいました。
「ファンド」の可能性についても言及いただいています。
転載のご許可いただきましたので、ご紹介いたします。
CIYさんは、洋服、写真集、音楽、
「文化」としてのカルチャー発信を、丁寧に重ねてシーンをつくる。
そんな活動をされてらっしゃいます。お店かっこいいです!
ファンド告知のフライヤーも置いていただいておりますので、
お近くの方はぜひ足を運んでみてください。
※CIYショップオーナー小山さんのインタヴュー
“CIY”shop
住所:〒020-0024 岩手県盛岡市菜園1-8-20 ブロックアパルトメント 2F
電話番号:019-681-3899
営業時間:12:00~19:00
定休日: 水曜日
http://www.choiceisyours.net/
・
前もって、少し長文になりますがより多くの方にご拝読いただければ幸いです。
アーティストが制作活動をするにあたり欠かせない支援や応援。少し大げさではありますが古くはダヴィンチやミケランジェロを支えたメディチ家のように文化を育てる上でそのような存在は欠かせません。個人的には日本のアート界においてアートは観るだけでなく所持する時代に少しずつ突入しているのではと感じています。作品(写真で言えばプリントや写真集)を所持することはアーティストを支える最も簡単で効力のある支援と言えます。ただ、それでもまだまだこの国においてアーティストを支援・応援する環境は十分に整っているとは言えず今後の課題となっています。そして写真集や作品を買うという支援以外にも以下のようなアーティスト支援活動が存在します。
当店でも取り扱っている写真雑誌 IMAの活動の一環として立ち上がった「IMA FANd!」は写真集の出版や個展開催プロジェクトなどの起案コンテンツを集め、支援を通じてフォトグラファーを支援するプロジェクトです。IMA FANd! HP
写真家は今まで資金的に実行が難しかったクリエイティブな取り組みや、これから生まれる新しいもの、社会を良くすることにつながるプロジェクトのアイデアを『IMA FANd!(イマファンド)』に寄せ、支援者はひとつのプロジェクトにどれだけ関わりを持ちたいか、どんな内容のリターンが欲しいかによって、支援金額を決めていただけます。
現在、IMA FANd!を通じてCIYと個人的につながりのある方々が写真集の制作プロジェクトを立ち上げています。写真家の一之瀬ちひろさんとグラフィックデザイナーの小熊千佳子さんが発行しているリトルブックレーベル PRELIBRI(プレリブリ)による写真集「STILL LIFE」制作プロジェクト。どのような経緯でこのプロジェクトが立ち上がり、どのような写真集ができあがるのかは特設サイト(当サイト)よりご覧ください。PRELIBRIお二人の思いが綴られていますのでここに簡略化して記すよりも皆様ご自身の目でご覧いただければ幸いです。(写真集「Still Life」制作プロジェクト)
このプロジェクトにご興味を持たれた方は当店にチラシもご用意しておりますのでご来店の際はぜひお持ち帰りください。
ファンドを利用した作品制作は我々のように地方に住むアーティスト志望者にとって都市部と変わらず平等に与えられたチャンスとも言えます。特に何かをやりたいと思っている若い世代にとって自らの住む町から作品を発表していけるチャンスです。もう「地方だから」という理由で動けない時代ではないのかもしれません。アーティストもそれを支援する方々もぜひ知っていただきたいプロジェクトです。