篠原紙工さんより写真集の束見本が届きました!!!
サイズ:A5 ハードカバー クロス装 角背
デボス加工+題箋表紙貼り タイトル箔押し
糸綴じでとても開きがよいです!
花布・スピン(栞)付き。
背は角背。144Pあるのでけっこう束(背幅)が出てコロンといい感じです。
包みはホローバック。(下記詳細参照)
背は表紙と中身が離れているので、開く際の動きがとても美しいです。
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「包み」
上製本や並製本で、表紙を中身にとりつけること。これによって三方のちりの寸法も決まり、中身と表紙も結合する。
①タイトバック: 背に表紙の背紙を固くのりづけしたもの、背に厚めの紙をはり表紙の背と密着させた形である。丈夫だが開きはあまりよくない。
②フレキシブル・バック: 中身の背に薄紙をはって表紙の背と直接に密着させた様式。開くと中身と表紙の背が一緒に曲がるから、背文字などは傷みやすい。しかし、本の開きはスムーズ。
③ホロー・バック:
フレキシブルバックとタイトバックの長所を合わせ、短所を補足した様式で、もっとも理想的。本を開くと背は表紙と中身が離れているので、のどいっぱいに開
き、開閉が容易である。ただ、この様式は見返しだけで接合しているので、のどの部分がこわれやすい。折り丁数が15台以上の本は、これを避けるため、クー
ターによって本の耐久性を増すようにしている。クーターは背貼り紙と同じく中身の背の補強の役割もし、クラフト紙を用いるのが普通である。
(製本用語集より http://www.watanabeseihon.com/article/14070104.htm... )
PRELIBRI 小熊