連日ご支援ありがとうございます。
黄金町と一口に言っても、住所でみると黄金町はすごく小さなエリアで、黄金町は隣合わせの初音町と二つの合同の町内会で「初黄町内会」を結成しています。
年末になると町内会で警備を行う「夜警」があります。
この辺が売春街だった頃からの名残です。
当時は売春街の中に入れる興味本位から夜警も楽しかったとおっしゃっている人もいます。
「売春街だった頃は人もたくさんいて賑やかだった。」
こういう話から、
「昔の方が潤ってた。なんで今アートでなんかまちおこししているんだ。人が来やしない。」という話になることは、近所のBarで飲んでいて居合わせる方などにも言われることはありますが、
住民の方と話していると、ある時期から秩序が乱れ始め、大変だったという話になります。
賑やかだったけども昔に戻りたいという話は住民からは出ません。
そこに住んでいる人と、周辺から眺めていた人、お客さんとして外から来ていた人の目線はだいぶ違うと思うのです。
アートによる地域再生に戸惑う地域の方と、これまでたくさんコミュニケーションをとってきました。
私はアーティストとして地域に関わっている中で、仲良くなればなるほど、地域の方とガチで言い合いになることもたたありました。
そうやって地元住民も外から来た私も真剣にまちのことを考えて各々の意見をぶつけ合えて一緒に同じ目的に向かって切磋琢磨できる温かいまちです。