まず支援して下さったかたみなさまへありがとうございました。
途中でより高解像度の機材で撮るとどうなるのか?という探究心で撮りたし初めてしまっったため、予定より1年以上遅れてしまいましたが、おかげでより作品の本質に迫ることができました。
最後の活動報告よりも表紙の変更等で刊行が20日ほど遅れてしまいましたが。いい本ができました。
個展2日目に正式に本が届くので個展会場に在廊しているため少しづつの発送となりますが申し訳ありません。
オリジナルプリント付き、オリジナルプリンント&額装付きの支援の方はプリントを選ばないと行けないのでそちらの方から順次発送させていただきます。
額も作るので年内に全員に行き渡るように頑張ります!
私史上最高の本、最高の作品が生まれたので(撮りたしのおかげです)是非楽しみにしてください。
所 幸則
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写真展「アインシュタインロマンス カラー」
写真家・所幸則は2019年11月20日より12月1日まで、東京・渋谷のギャラリー・コンシールにおいて、写真集「アインシュタインロマンス カラー」の出版を記念した写真展を開催します。
「アインシュタインロマンス」は、“時間” をテーマに取り組んだ作品群で、新幹線の車窓の眺めをスローシャッターで切り取ることで、作品に昇華させたものです。 2015年にモノクロ作品で構成した写真集「Einstein Romance(アインシュタインロマンス)」(蒼穹舎)を発表しています。その後、モノクロでは成しえなかった色と形、陰影が混じり合った独自の世界観をカラーで表現すべく、作品制作を続けてきました。写真展の機会があるごとに途中経過としてカラー作品の一部をお見せしてきましたが、ようやくカラー写真による「アインシュタインロマンス」の作品を1冊にまとめ、皆様にお見せすることができます。やっとこの境地に至ったか、という喜びとともに、ここに至るまでの作品の変遷を見ていただく機会になればと思います。
昨今、動画に飲み込まれつつある静止画としての写真ですが、動画では表現しきれない時間の流れを感じさせる 「一枚の動画」 表現を写真で目指すのが私の矜持です。この写真展では、動画では見ることのできない世界を写真ならではの方法論でお見せします。時間の不思議さと写真の美しさを楽しんでいただければ幸いです。
写真集「Einstein Romance Color」(蒼穹舎)は 、2019年11月20日発売。価格は 4,500円(税別)。写真展会場では特別に税込み 4,500円で販売いたします。 なお、会期中の11月30日には、アートプロジェクト「東京画」 のコミッショナーであり、国内外のギャラリー、美術館のプロデュースを多数行うキュレーターである太田菜穂子氏をゲストに迎えて、トークショーを開催いたします。
■ 所幸則写真展「アインシュタインロマンス カラー」
・会 期 :2019年11月20日(水)〜12月1日(日)
・時 間 :11時〜20時(会期中無休) なお 初日は15時より、最終日は19時まで
・会 場 :Gallery Conceal Shibuya(ギャラリー・コンシール 渋谷)
東京都渋谷区道玄坂1-11-3 富士商事ビル4F
TEL 03-3463-0720
■ 所幸則×太田菜穂子 トークショー
・日 時 :2019年11月30日(土) 16時より
・参加費 :1,000円(1ドリンク付き、予約不要)
アインシュタインロマンス カラー 何となくいつもの癖でスローシャッターのまま、秒速80〜84mで進む新幹線のなかからシャッターを切ってみたことがあった。 撮ったものを見てみて驚いた。 私は瞬間的に子供の頃の私のスーパーヒーロー、アルベルト・アインシュタインの特殊相対性理論のことを思い出した。 いくつか合致する要素があったからだ。 相対的に遠いものはスローシャッターでも止まって見え、近くのものは流れた画像として記録され、形状も本来のものとは異なったものに変形し、屋根や壁、色も全てが混ざり合う。 それを僕がいつも気にしている美意識にそって構図もバランスが取れ、スタイリッシュな画面になるように心がけて撮り、微調整したものがこの作品だ。 この不思議で美しい世界は写真でしか表現できない。 僕は構図を微調整し、写真でしか表現できない独自な世界観(美意識)をこの作品群に投影した。 1秒間に30万km進むという光のスピードには遥かに及ばないないが、新幹線の最高速度300km/hに数字が妙に符合すると思い、このシリーズを「アインシュタインロマンス カラー」と名付けた。 もちろんアインシュタイン博士へのオマージュの意味も含めたタイトルである。