こんばんわ。『RAYZ OF LIGHT』シリーズの脚本を担当している春日康徳です。
達成率1200%を超えるご支援が集まった本プロジェクトも残すところあと数日。
今回はご支援くださった皆様、そして、ご支援をご検討なさっている皆様に『落陽散花』の製作裏話をお話させていただければと思います。
「温泉宴会場で『RAYZ OF LIGHT』をやるかも──」 プロデューサーからちらとお話を伺ったのは昨年11月のこと。 前回公演『//VIRAL』の稽古場でのことでした。
サイバーパンク朗読劇と銘打っている本シリーズ。 果たして温泉宴会場で、サイバーパンク=SFが成立するのか? 「否、させねばなるまい……」と頭を振り絞った僕の頭にひらめいたのは、 『落陽散花』というタイトルでした。
僕は香港映画が大好きで、『獅王争覇(ワンス・アポン・タイム・イン・チャイナ)』『笑傲江湖』『A計劃(プロジェクトA)』など、賑やかな香港映画のようなタイトルをつけられないか、というところから『落陽散花』は生まれました。
さて──こうして『落陽散花』は動き出したわけですが、 企画としてさらに大転換が起こったのは今年3月のこと。
「和装でいきます」 プロデューサーからちらと聞かされたそんな一言でした。 僕一人では到底、思いつかなかった、斬新なアイディアです! SF作品は数あれど、温泉宿を舞台にした、和装のキャラクターが織りなす近未来作品がどれほどあるでしょう!? 未だ誰も見たことがない、文字通り新感覚の温泉サイバーパンク──。
キャラクターデザイン・south先生の美しい画稿。 今回は舞台美術としてマエダトシユキさんが加わり、温泉×サイバーパンクというコンセプトを具現化してくださいました。
また、シリーズすべての主題歌を手がけてくださっているROUさんの楽曲。 本公演では楽曲提供として、クリエーター集団『IOSYS』さんを加え、楽曲面でも新たな進化が見られることでしょう!
そして、サイバーパンク×和装という無茶振りに対し、百学連環/キャンディさんをカンパニーに迎え、 作品世界に華を添えていただきました。
余談ですが、先週の顔合わせにて、一部完成した和装を拝見したのですが、 期待以上、思わず笑みがこぼれる出来栄えでした。
和装のキャラクターにまた畳が映える! 早くみなさまにもお見せしたい!
……閑話休題。
そんな個性豊かなクリエーターを束ねる、吉田武寛さんの演出。
「台本を読むだけ」の従来の朗読劇とはまったく異なるエンターテイメントとなることでしょう! このお祭りに参加しないのはもったいない! プロジェクトは残すところ数日です。
宴会場にはご支援くださいましたみなさまの提灯も飾られます!
ご支援くださったみなさまと一緒に、最後までこのお祭りを盛り上げていければと思います。
5月某日 暴風春夜にて