Vtuberエージェント佐々木
楽曲製作&ライブ開催プロジェクト!

【活動報告3】動画制作裏話と報告を2つほど

こんにちは、企画担当のマエダトシユキ(ポール)です。
プロジェクトも残り5日を切りました!沢山ご支援誠にありがとうございます。

今回は動画編集担当のおかぴーさんに映像を進めて行くにあたっての裏話を語ってくださいました!

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こんにちは。エージェント佐々木の動画編集を担当しているおかぴーです。
この度は佐々木のクラウドファンディングにご支援をいただきありがとうございます。

あまりにも早い目標額達成、そしてその後の伸びには純粋に驚いています。応援コメントや、日頃からTwitterで佐々木についてつぶやいていただいている言葉を見るたび、「佐々木はとっても愛されているんだなあ」と実感します。

僕がRAYZ OF LIGHT関連のコンテンツに関わらせていただくのはVtuberエージェント佐々木が初めてですが、このようなたくさんの人の期待が寄せられるプロジェクトに参加できたことを光栄に思いながら日々動画制作を行っています。

今回は佐々木の動画制作の裏話をみなさまにお伝えできればと思っております。

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Vtuberは大変だ

「バーチャルユーチューバー」という言葉の響きからは、なんともデジタルでスマートでSF的なイメージが連想されます。大枚はたいて巨大なカメラや大掛かりなセットを用意しなくても、あらゆるものをバーチャル空間にポンッと呼び出して簡単にカッコイイ映像が作れそうです。

でも実際は違います。バーチャルとはいえそこで使うものはすべて1から作らなければいけません。ものによっては実写より時間がかかります。

そもそも、まず佐々木を作るところからです。いままで2Dのイラストだったものを立体的にしなければいけません。この時点でかなりおおごとなのはSouthさんの記事をみるとわかるのではないでしょうか。

魔法の呪文「ゼロポジ」

佐々木ができあがったら「魂(なかのひと)」を入れて動かしますが、これも一筋縄ではいきません。なぜなら佐々木はあまりにスタイルが良すぎて、現実の人間とは手足の長さがかけ離れています。
そのせいでしょっちゅう手がめり込んだりします。中の人がぴったり手を合わせたつもりでも、佐々木の長い腕は体を貫いてしまいます。
佐々木は涼しい顔でフィットネスをこなしていますが、中の人は無理な体勢を続けるので普通にフィットネスをするよりも辛そうです。

さらには中の人の動きを佐々木に伝える「モーションキャプチャー」機材が曲者です。「Neuron(ニューロン)」といいますが、こいつは磁気が大の苦手です。少しでも強い磁気のある場所だとすぐにヘソを曲げます。生放送でだんだんと首が明後日の方向へ回っていったり、足首を骨折してしまったりするのはNeuronの機嫌が悪いときです。

▲曲者のNeuron。中の人と佐々木をつなぐ命綱だ。

磁気のない部屋で撮影すればそんなことにはならないはずです。でもそんな場所はありません。なぜならVtuberの撮影に使う機材は磁気を発生するものばかりです。マイクもイヤホンもパソコンもみんな磁気を発しているのでNeuronは機嫌が悪い日のほうが多いです。困ったやつです。


▲Neuronを身に纏い必死に佐々木を演じる中の人。ちなみにこれは寝転がるポーズの撮影だが、うまくいかないので椅子を使って調整し後加工でうまいことやっている。

Neuronを使って佐々木と中の人の動きをシンクロさせるために行う儀式が「キャリブレーション」です。ご存知の通り、佐々木は生放送中にキャリブレーションを始めることがあります。もはや開き直っているのです。ちょっとだけズレたくらいなら魔法の呪文「ゼロポジ」で直せることもあります。


▲配信中にキャリブレーションをした年末大事故配信の様子。現実でも本当に全員横並びで行ったのでNeuronの機嫌は最悪だった。

佐々木は無表情

僕は佐々木のプロジェクトに参加する前はアイドルのMVや番組を作ったりしていました。そういった実写の撮影では演技や動作はもちろんのこと、「少し物憂げに」「視線はここを見て」など表情に関しても演者に指示を出しながら撮影していきます。

しかし、佐々木はそうはいきません。中の人がいくら笑おうとも、佐々木の表情は微動だにしません。声を出しても口すら動きません。
佐々木の表情や顔の動きはすべて、あらかじめ作られた形を手動で切り替えているだけです。必要な表情は事前にデータを作り、プログラムに組み込んでおかないといけないのです。
 


▲佐々木の表情を操作するおかぴー。

これは大変に不自由です。「もうちょっと口角上げて」とか言ってもすぐにはできません。最近は技術の進歩で表情認識なんていうものもありますが、それでうまくいくかと言うとそうでもありません。

しかしその制約の中で学んだこともあります。表情が同じでも、仕草と声色で様々な感情を表現できるのです。佐々木には実は3種類しか表情がありませんが、それ以上に多彩な感情の変化が見て取れると思います。これはまさに中の人の演技力によるものでしょう。


▲生放送ではテロップの切り替えも同時にやらなければいけない。(写真はヨガイベントの時)一人でやるとどう頑張っても事故るので最近はアシスタントと手分けしている。

複雑な編集

Vtuberは編集作業が複雑になりがちです。ただ一人で喋っている映像にテロップが出るだけなのに、やけにレイヤー数が多いのがわかるでしょう。

佐々木は背景が後付けです。別で作った画像や映像を後から佐々木の背景に付け足します。これは手間ですが、加工の自由度が高いという利点もあります。突然別の空間に飛ばされたり、同時に何人も現れたりする佐々木を実現するにはこのやり方が合っています。


▲ダンスダンスフィットネスの編集画面。すごくごちゃごちゃしている。
 


▲背景も一つ一つ作っている。

Vtuberはおもしろい

このとおり、Vtuberの制作は想像以上にうまくいかないことが多いです。たった2,3分の動画を撮るのに1時間かかることも多いし、編集にはその何倍もかかります。

しかし手間はかかれども、バーチャルのキャラクターだからこそ成り立つ演出がたくさんあります。気軽に分身したり、骨折したり、重力を無視したりできるのはVtuberならではです。

僕は動画制作の工程の中でも編集と加工が一番好きなので、作業の楽しさでいえばVtuberはピカ一です。とてもおもしろい。特に佐々木はポールさんのおかしな脚本を元に作っているので、奇妙な演出のオンパレードです。(褒めています)


とにかく珍妙な企画が多い佐々木ですが、スタッフ一同全力で楽しみながら、そしてみなさまにも楽しんでいただけるものをお届けするべく、日々頑張っておりますので、これからもよろしくお願いたします。

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ここからは2つ運営側から報告がございます。

1つ目、6月22日に開催するライブ会場が決まりました!
会場は秋葉原オノデンさんの5階のエンタスさんです!前回佐々木初のイベント、『生ヨガ』を開催した場所になります。

エンタスさん公式サイト
http://entas.jp

2つ目、佐々木のオリジナル楽曲の打ち合わせを担当者様を交えて行いました!
一体誰が担当するのか、どんな曲になるのか、近日発表出来ると思います!

今回は以上になります。プロジェクトも残り日数も僅かとなって参りました。
引き続き応援の程、宜しくお願い致します!

 

2019/03/01 16:51