ALISTAは12月15日に生産が完了しましたが、生産委託工場による全数出荷検査において、フレーム同一箇所の亀裂起因で約15%の完成品が出荷検査不合格となりました。
残り85%につきましては目視による亀裂は見受けられませんが、抜き取りによる超音波深傷検査にて微小クラックが一部見つかりましたので、出荷を一時ストップして負荷をかけた疲労試験をen規格に基づいて行い、破壊に至るまでは規格の2倍以上の負荷に耐えることが確認出来ました。
そのため、本年の出荷に向けてフライトの段取りを推し進めておりましたが、並行して実施していた通常品の破壊試験では規格の5倍以上の負荷に耐えることが本日判明しましたので、全数出荷停止の判断を下すこととなりました。
工場出荷のご報告が出来るように破壊試験終了まで引っ張ってしまいましたので、支援者様へのご報告が大変遅くなり、更に全数出荷停止という結果となりましたことを深くお詫び申し上げます。
改めて最速にお届け出来るように全台数分のフレーム再製造の調整とともに、徹底した原因調査を目的に弊社スタッフの現地入りも検討しておりますが、3週間のホテル待機が徹底されているとの現地情報により一日でも早い対応方法について模索中であります。
なお、生産委託先は日本の大手家電量販店にも納入実績のある品質管理の行き届いた工場につき、今回の原因を明確にしたうえで再生産におきましても品質優先を怠ることなく取り組んでまいります。
ひとまず中国では旧正月と異なって年末年始も概ね工場は稼働しておりますので、スケジュール調整を継続して行い、見通しについて改めてご報告させていただきますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。