明日は何色? 沈んでいる世界に、色の力で喜びを生み出したい
〜 SPIRAL(東京・青山)の1F全フロアを舞台にした色の展覧会 〜

レポート3/作品集 まさかの展開

私たちのはじめての作品集は、ISBN(出版物用の書籍JANコード)をとらず、自費出版でスタートしています。
自分たちで作って自分たちで在庫を抱え、売っていくのでそれなりに重荷がありますがページ構成、編集、翻訳など自分たちでお願いする方などを決められます。
自分たちで交渉もして作ることは、大変な中にもおもしろさがあり貴重な経験となっています。

もし、出版社から出していただけたら、自分たちの想定している範囲以外に届けることができるのでとてもよいこと。
しかし、チャンスは簡単には得られないのが現実。
だから、自分たちで作って出してしまおうと今に至るわけです。

が、、なんと、なんと、ある出版社さんの副編集長がこの作品集に興味をもってくださり入稿がせまっていたタイミングで出版社が決まりました。

それは、アート、写真、絵画、デザインの出版を手掛ける青幻舎さん。
入稿までのギリギリのタイミングでこの急展開となりましたが表紙の入稿に間に合い、そして先日校正が上がってきました。

状況の混乱の中で校正が届いたので喜びも大きく、ライブアートブックスの清水さんが到着するやいなや、『すぐに見たい!』と入口で歓喜あふれる瞬間も起きました。

表紙タイトルは印刷ではなく、網点で箔押し加工をしています。

網点の隙間から用紙の朱色が見えてきます。テスト出しした、銀箔も黒箔もどちらもカッコよく仕上がりました。

当初から準備をしていた見返しをカラフルな色から選べる作品集は、表紙を黒箔に。
これを「限定部数特別版」とします。

見返しを黒に限定し、表紙をシルバー箔にしたものを「通常版」とします。
この方向性にまとまりました。

いろいろな変化が起きるこのプロジェクトに取り組めているのは、みなさんの応援あってのこと。感謝の気持ちでいっぱいです。

緊急事態宣言発令要請への緊張が高まる中ですが、引き続き準備を頑張ります。応援よろしくお願いいたします。

 

2021/04/20 15:53