・Dr. Balaのチーム
・アジアと英語圏の架け橋となる音楽家の参加
最初は一人で彼の活動を追いかけ、撮影してきましたが、徐々にこのプロジェクトのチームが増えてきました。ロサンゼルスで日本から来る撮影の手伝いをしたことで知り合った
安永ケンタウロスフォトグラファー、
https://www.kentaurosyasunaga.com/
中村力也フォトグラファー
がこのプロジェクトに共感してくれ、2019年のミャンマーの撮影に同行してくれました。それも二人とも自腹を切って。
中村フォトグラファーはロサンゼルスの仕事で知り合った後、世界一周をしてその旅で出会った人を写真に収め、写真集も出しており、東南アジアにも寄っていたので、地理的なこともわかっていたのはありがたかったです。世界一周の最後にはロサンゼルスの自宅にも寄ってもらいました。
安永さんにはビデオも回して頂き、2019年のカンボジア撮影にも同行して頂きました。独特の感性をお持ちの方で写真やビデオのフレームが絶妙というか、なるほどそこを刻んで撮るんですね、と自分ではなかなか思いつかないアングルでいつも感心させられております。
水辺に映っているので寺院が揺れているように見えます
そして日本で様々なCMや映像コンテンツを手がけているプロデューサー馬詰正さんとロサンゼルスの撮影で知り合い。他のフォトグラファー同様、このプロジェクトに共感頂き、プロデューサーを担当してくれることになりました。このクラウドファンディングをはじめ、Dr. Balaを多くの人に知ってもらうべく奮闘して頂いております。
以前から様々なプロジェクトでチームとしてやらせてもらっているロサンゼルス在住の脚本家である金原拓也氏、
CGを担当する山口和馬氏にもこのプロジェクトに参加して頂いております。
音楽は、2020年の長編ドキュメンタリー映画部門でアカデミー賞を受賞した映画”American Factory”の音楽を担当した作曲家である
Chad Cannonさん
https://www.chadcannonmusic.com/
と短編アニメーション部門でアカデミー賞ノミネートされた映画”Sister”の音楽を担当した
Karen Tanakaさん
https://en.wikipedia.org/wiki/Karen_Tanaka
が担当してくれることになり、とても光栄なことであり、且つこの映像にどのような音楽が生まれてくるのかがとても楽しみです。
因みに、Chadさんはこの映画にも出てくるミャンマーを中心に医療ボランティアを続ける団体ジャパンハートの元メンバーで今回の撮影で知り合った武永看護師にご紹介いただき、連絡を取りました。今回の舞台がアジアであることもあり、 色々とハードルがあることも想定されましたが、彼のような素晴らしい作曲家に是非この作品に参加してもらいたいと考えたので、自分の熱い思いを彼にぶつけてみました。すると驚いたことにChadさんは快く二つ返事で引き受けてくれました。
Chadさんの経歴は面白く、アメリカのユタ州 出身でロサンゼルスで作曲活動をしているのですが、実は日本と強い繋がりがあります。ハーバード大学で作曲の勉強をしていた時に日本に行く機会を得ます。
「当時はアジアの文化を全く知らず、日本と中国の違いすら知らなかった」とのことでした。しかし鹿児島に着き、日本の歴史に魅了され、沖縄で聞いた日本の伝統音楽に興味を持ち、三味線の弾き方などを学ぶようになります。それからは東日本大震災のチャリティーイベントで演奏し、原爆被爆者の森重昭に関するドキュメンタリー映画「Paper Lantern(灯籠流し)」の音楽を作曲します。「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」など、宮崎駿監督のジブリアニメ映画で音楽を手がけた日本を代表する作曲家、久石譲の作品の編集も担当するようになります。
Chadさんは音楽ツアーに参加した時にバングラデシュ、ネパール、そしてミャンマーなどアジアの国々を訪れ、その際ミャンマーのジャパンハートを訪れています。「このツアーで音楽活動に関する考え方に大きな影響を受けました。ユタ州で恵まれた幼少時代を送りましたが、海外での活動経験を通じて、自分と全く違う厳しい体験をしてきた人たちへの理解が深まりました。」と言ってました。
そういった経験からChadさんは
「アジアとアメリカを音楽を通して繋ぐ」
という理念を持って作曲活動をされています。
Karenさんは日本で生まれ、幼少よりピアノと作曲をはじめ、フランス、ロサンゼルスと世界を股に掛けご活躍されており、「インセプション」「パイレーツオブカリビアン」など数多くのハリウッド映画の曲を手掛ける世界的に有名な作曲家・ハンズ・ジマーが作曲したBBC制作のプラネットアースIIの曲をKarenさんがオーケストレーションを担当。多くの賞を受賞するだけでなく、音楽大会の審査員やアメリカの大学であるカルアーツ(カリフォルニア芸術大学)音楽学部作曲科教授も務めています。この映画のテーマの一つである教育にも力を入れており、Karenさんの作曲した子供達向けのCDも幅広く親しまれています。
このようなお二人に今回のプロジェクトに参加頂き、大変光栄です。
そしてこのクラウドファンディングを通して"Dr. Bala"を応援してくれる新しいチームのメンバーが増えてきており、励ましのコメントもたくさん頂き、とても嬉しい限りです。
https://www.kobypics.com/drbala/supporter/jp