いつも温かい応援をありがとうございます、kirinokaの沼田です。
5月10日早朝に被災した遅霜について先日レポートさせていただきましたが、あれから2週間経った畑では、ほんの少しだけ緑の新梢が伸びて来ております。
キリノカのピノ・ノワールは生命力たくましく、凍えて枯れた芽の脇から新たに副芽を出そうと頑張っているのです。
ワインラバーの皆様から日頃より頂戴しているエールが、きっと畑の樹々にも届いたに違いありません。
昨年の生育状況と比較しますと成長は約1か月遅く、そして吹いた芽の数は2割ほどに留まっております。
結果として、今年のピノ・ノワールの収穫量は当初予想していた3tを大きく下回る1t少々となる見込みです。
収量の減少はもちろん手痛いものの、その代わり「凝縮感の増したワインになる」との希望も抱けるようになりました。
今はただ、ブドウの樹々が健やかな成長を遂げられるよう、生育サポートに邁進するばかりです。
劇的な回復を経て、きっと秋に素晴らしい収穫日を迎えるはずの2024ヴィンテージ。
引き続きどうぞご期待ください。