こんにちは、発起人の木村夏彦です。みなさまのご支援、ご協力のおかげでついに目標金額の82%を達成いたしました。おかげさまでもうすぐ達成が見えて来ました!本当にありがとうございます。
本日の活動報告は、告知が中心となります。
まず、今回のリターン特典のひとつ、電子ミニエッセイ集『私のことのは散策記』ですが、編集者の綾女欣伸さん、俳人、歌人、文芸家の堀田季何さんに新たに寄稿を快諾いただきました。これ以上新たに依頼をすることはないため、寄稿者は以下の計9名+αで決定です。わたしがこう申し上げていいかはわからないのですが、とてつもない豪華な執筆陣となってしまいました…!アラビア語、インドネシア語、詩歌のことばなど、さまざまな〈発見〉と魅惑にみちた贅沢な特典になりそうです。
綾女欣伸(編集者)、アレクサンドラ・プリマック(詩人、編集者)、荒木駿(編集者)、太田りべか(翻訳家)、小笠原鳥類(詩人)、大島豊(翻訳家)、小原奈実(歌人)、ラナ・セイフ(翻訳家)、堀田季何(俳人、歌人、文芸家)+リターンで寄稿権を購入くださる(購入くださった)方。高額帯のリターンとはなりますが、寄稿権にはまだあとふたつ枠が残っております。
このGREEN FUNDINGというプラットフォームですが、「一度申し込んだ支援を変更」できるそうです。たとえば「紙書籍1冊を選択したが『私のことのは散策記』つきのプランに変更する」など。ご希望の方は、サイト上で右上の丸いアイコンから「支援したプロジェクト」をご覧ください(ただし支援を上位プランに変更はできても、より安価なプランに変更はできないようです)。詳しくはFAQをご覧ください。
また、8/26(火)の20:00から主特集「『世界の中の日本文学』の現在」に合わせたオンラインイベントを行います!(リンク先参照)。冬に行われる刊行後のオンラインイベントとは別の緊急追加開催です。瀧口修造の選詩集(英語)を昨年共訳で刊行し、大森静佳の短歌の英訳もされている法政大学専任講師の田中裕希さんをゲストにお迎えして語ります。ご都合よろしければ、ぜひ遊びに来てください。(参加費:1000円)
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以下、紙幅の関係でプロジェクトページに掲載できなかった寄稿者の方々を紹介していきます。まず、本冊子に寄稿くださる方から。
大島ゆい(おおしま・ゆい)
翻訳家、雑文家。東京生まれ、パリ在住。主な訳書にワジディ・ムアワッド『アニマ』(河出書房新社、2021)、アラン・コルバン他『身体の歴史2』(共訳、藤原書店、2010)、記事『儚さと抵抗のその先へ――『ボードレール・ジャズ!』に関する覚え書き」(『文學界』2022年3月号)など。
廣岡孝弥(ひろおか・たかや)
1981年富山県生まれ。韓国のインディーズ音楽への興味が高じて韓国語を学び始める。2021年に、ファン・モガ『モーメント・アーケード』で第5回「日本語で読みたい韓国の本翻訳コンクール」の最優秀賞を受賞。訳書にファン・モガ『生まれつきの時間』、パク・ヘウル『この星を離れた種族』(ともにinch magazine PocketStories)などがある。
劉佳寧(りゅう・かねい)
吉林省長春市生まれ。澁澤龍彥・幻想文学研究者。翻訳者。翻訳に澁澤龍彥『思考の紋章学』(2022)、山尾悠子『飛ぶ孔雀』(2023)、礒崎純一『龍彥親王航海記』(2024)など。
つぎに『私のことのは散策記』への寄稿者です。
荒木駿(あらき・しゅん)
一九九〇年、奈良県生まれ。編集者。春秋社編集部にて翻訳文芸、社会学、文化人類学などの書籍の編集を手掛ける。シリーズ〈アジア文芸ライブラリー〉編集担当。宗教学研究も行う。論文に「頼る死者と贈る生者の民族誌:死者供養習俗としての「ムカサリ絵馬」」(『アジア文化研究』50号)、寄稿に「未知の沃野を掘りおこす:〈アジア文芸ライブラリー〉のいままでとこれから」(『人文会ニュース』148号)など。
アレクサンドラ・プリマック (Aleksandra Priimak)
ロシア生まれ、日本在住。編集者、文筆家、詩人。ロシア語と日本語を扱う。2016 年にロシアの若手詩人賞受賞。出版社に勤めながら、日本文学とロシア文学との繋がりを回復することを目指して、翻訳や執筆に従事している。『webふらんす』に「往復書簡 「あなたへ」と「あなたから」のあわいで」掲載(高柳聡子との共著)。東京の目白庭園で「越境文学サロン」を開催している。
大島豊(おおしま・ゆたか)
東京生まれ。翻訳屋、ヨーロッパはじめユーラシアの伝統音楽ファン、デッドヘッド。著書に『アイルランド音楽:碧の島から世界へ』(アルテスパブリッシング)。主な訳書にK・S・ロビンソン『火星三部作』(東京創元社)。A・ド・ボダール『茶匠と探偵』、I・ワトソン『オルガスマシン』、ビショップ『時の他に敵なし』(以上竹書房)、B・フォイ『アイリッシュ・ミュージック・セッション・ガイド』 (アルテスパブリッシング)。T・ブラウン『アイルランド 社会と文化 1922〜85年』(国文社)。
もし可能でしたら、周囲の方にこのプロジェクトのことをお伝えいただけるとたいへん助かります。引き続きよろしくお願いいたします。