橘川幸夫です。
7月1日に新刊「参加型社会宣言」を発行します。
クラウドファンディング出版という、発行のための資金をソーシャル・ファンディングで集めました。オンラインの時代は、個人が個人の力で社会的な活動をすることになりす。あらゆるプロダクトを、他人任せではなく、自分自身でやれることはやる。そういう社会になって欲しいと思います。代理人や代理人システムは、中抜けしていきたい。インターネットはそのためのソリューションが続々と用意されています。
本の校正は、クラファンの支援者に呼びかけて、4名の人がゲラ原稿を読んでくれて校正してくれました。その修正を行い、最終的にはプロの校正者が全体調整をしました。装丁デザイナーは、ここ2年ぐらい、あるプロジェクトを一緒にやってもらい能力と感性を信頼している佐伯さんに頼みました。
さて、次の段階に進みます。
まずは流通です。
今回の本は、メタブレーンを通して書店・Amazonなどの一般流通で購入出来ます。ただ、それではお任せなので、以下の提案を、小売業やサークル運営者に提案します。10冊買取で6ガケで直接卸します。通常は、取次経由だと8ガケ程度で、書店の取り分は2割り程度です。返品は出来ませんが10冊売れると判断したお店だけお願いします。送料などはこちらで負担します。書店でなくてもかまいません。定価販売でお願いします。
1970年代のはじめにロッキング・オンを創刊した時は、印刷屋からあがってきた雑誌を仲間で手分けして書店に販売委託を頼みました。その時は7ガケでお願いしました。まあ断られることが多かったですが、新宿紀伊国屋さんでは200冊の注文を受けて喜んだことを覚えています。その時の気分が戻ってきました(笑)
書店、カフェなど物販可能な皆様へ。橘川幸夫「参加型社会宣言」を6ガケで卸します。
https://greenfunding.jp/miraifes/projects/3807
また、読書サークルや、企業の社員研修などにもご利用ください。読書会向けのサービスも、上記サイトに掲載してあります。
*当初は5ガケで考えていたのですが、クラウドファンディングの手数料を忘れていたというドジ(笑)。赤字にしたくないので、6ガケでお願いします。
次に追求するのが、「単行本のバラ売り」です。これは、1980年ぐらいに、コピーサービスとして橘川が実際に追求していたものなんですが、復活します。
通常であれば、ネットに書き散らしたものをまとめて本にする、というのが一般的だと思いますが、今回は、「書き下ろした書籍の原稿」を「ネットに還流する」ということを試したい。もちろん、私はネットにたくさん書き散らしているのですが、それらをメモといて、じっくりと書き直しました。本というのは、そんなに量産出来るものではありません。本の価値は、ネタの新鮮さより、かけた時間の密度ではないかと思っています。その内容を、今度は、ネットに流していこうというものです。
単行本のバラ売り
https://note.com/metakit/m/m64988f18af50
ということで、コロナ情況の次の時代に向けて行動します。「コロナで萎縮すると経済が回らない」という論説がありますが、そうではなくて「コロナ情況の中で、新しい経済の仕組みを生み出す」ことの方にエネルギーをかけるべきだと思います。
さて、あとは、プロモーションです。これについても、いろいろ企んでおりますので、お待ちください。