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おかげさまで、本日、ピエゾグラフコース[雪かきの朝]が限定数に達しました。原田泰治さんの画が持つ力の大きさに、改めて感服しております。
クラウドファンディング限定のピエゾグラフは、残すところ[冬支度]のみとなりました。初期の作品としては珍しく、原田さんが実際の場所に出向いて描いた作品です。長野県茅野市では昔から寒天製造が盛んなのですが、その寒天を保管したり作業する倉庫のような独特の造りの建物を「後世に描き残しておきたい」と描かれたそうです。お爺さんが孫たちと一緒に田畑の"冬支度"をしていますが、どんな会話が交わされているのか想像するのもまた懐かしい気持ちになります。
原田さんはこの後1982年から「原田泰治の世界」を確立すべく、全国を取材し美しいふるさとの風景を描き続けるわけですが、この寒天蔵の様に、有名な建物でも観光地でもない、その土地の人々の暮らしの中にある風景を「描き残す」作業をしていらっしゃるのですね。