ナマケモノ倶楽部やその他の組織の友人のみなさんへ

　日本のみなさんからの寛大な寄付に、心からの感謝をお伝えしたいと思います。地震のショックは大変大きく、私たちのリオ・ムチャーチョ農園、町や市に絶望をもたらしました。ここ農園では、95％の建物に影響があり、60％を失いました。 そのほとんどを解体し、今は再構築や修理をしています。

現在、35人滞在できるスペースがあり、幸運なことに、今月は協力してくれるツアーグループも来てくれることになっています。私たちの母屋も解体することになりましたが、解体するのは最後の最後です。

これはとても長く、コストの高いプロセスになると思います。今私たちにはほとんど
収入はないので、あなた方からの寄付は本当にありがたいものでした。日本のみなさんは地について、そしてそれがどれほど破壊的なものかよくご存知だと思います。30秒のうちにすべてを失ってしまうのです。

　私たちは地域社会でできることを支援しています。すべてを失ってしまった家庭に、新しい竹の家を10軒建設するサポートをするためにがんばっています。以前よりも新しく、向上した技術を駆使した持続可能な家になります。ドライ・コンポスト・トイレ、雨水貯蓄、それから雑排水システムが搭載されています。

ここにより多くのエクアドル人に来て、学んでもらうために、今の農園をエコ・農場公園に変える新しいプロジェクトを始めました。情報センター、子どもたちのための体験型農業センター、各自で楽しめる2つか3つのトレイル、キャンプ場、子ども専用公園、リクリエーション・エリアなどです。地震で退行してしまいましたが、でも私たちは失った時間を取り戻すためにがんばっています。エクアドルにおけるこのユニークなプロジェクトは、教育面で大きな可能性を秘めています。環境学校の校庭と教室は、近隣の地震で家を失った人たちが使っています。 なので、農園内に、講義や会議のための公民館を作る予定です。

　地震の後、生きていることに感謝しました。私たちの事務所があったビルの中にいた7名の人たちは亡くなってしまいました。私たちは、この地球のために、より美しい場所を作るため、新しいものを生み出すスピリットでがんばっています。

　私たちのプロジェクトへのサポートを本当にありがとうございます。みなさんのおいでをお待ちしています。（翻訳：和田彩子）