ヘレナ・ノーバーグ=ホッジの新刊『ローカル・フューチャー』がついに完成しました。グローバリゼーションからローカリゼーションへの転換の意味を、これほど、明解にわかりやすく語る本はまだどこにもない、とぼくは考えています。ナマクラ会員を中心に、仲間たちが手分けして翻訳にあたり、最後はぼくが監修させてもらいました。最終段階の本のデザイン編集作業には、上野宗則さんと素敬のグループがあたってくれました。
この本をぜひ、読んでいただきたい。11月のフォーラムに向けての格好の教科書というだけではありません。現在の日本のあきれるような政治的混迷を横目に観ながら、これを読んでみてください。メディア、教育を含めて、いかに日本人全体が、不毛な論議に気をとられ、本当に大切なことから、いかに大きく目をそらされているか、を痛感すると思います。
ぼくは、11月のフォーラムを山場とするローカリゼーションキャンペーン。個人的には特に、ぼくがもっとも尊敬する友人たちが日本で一同に会するまたとない機会です。その機会をみなさんと一緒に創れることに感謝しています。
今後フォーラムが近づくに従って、ますます多くの手助けが必要になると思います。改めてみなさんのご協力をお願いします。
まずは日本の読者へのヘレナからの序文をお読みください。こちら。
辻信一