10月25日、サウザンブックスオフィスにて「Ella Enchanted」編集会議を開催しました。翻訳の三辺さん、サウザン編集部、そして編集会議参加コースをご支援くださったkinazoさんです。
編集・伊皿子より、今日の会議で検討することについての説明からスタート。編集や本の制作に関する簡単な解説をはさみつつ、表紙のイメージやタイトル案などについてブレストを行いました。kinazoさんには事前に原稿を読んで来ていただいています。
表紙やタイトルは、どんな内容の本か、どんな人に手にとってもらいたいか、というメッセージを伝える重要な役割。他の本の分析やこれまでの自分たちの経験などを話しながらアイデアや意見を自由に出し合います。
男性は女性向けの本を手に取りにくい(女性が男性向けの本を読むのに抵抗はないのに…)というkinazoさんの意見に、編集部一同深く納得。「Ella Enchanted」は男性にも手にとってもらいたい本、と表紙やタイトルの方向性を固めていきます。
印刷所から束見本が届いていたので、こちらも手にとって検討。本は手で持った時、ページを開く時の感触も大切です。
※束見本とは、本番と同じ用紙や製本方法で作られたサンプルのことです。本の仕上がりのイメージや、厚みや重さなどを確認するために作られます。
編集会議を体験して頂く、という主旨で参加されたkinazoさんですが、学校図書室の司書をされているとのことで、今時の若者の読書事情について逆に三辺さん、編集部から質問攻めに……。話は尽きませんでしたが、時間となってしまったので、なんとか(?)今日の編集会議のまとめをして終了です。お疲れ様でした。