『ふたりママの家で』をご支援いただいた皆さま、お久しぶりでーす!
編集担当の八尋です。『ふたりママの家で』の刊行から早くも半年が経過しましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
ちなみに、7/27(土)に日本子どもの本研究会の全国大会にて、『ふたりママの家で』読書会が開催されます。私もお邪魔する予定なので、ご興味ある方いらっしゃいましたらぜひ〜。
時間:15:50〜17:40
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
詳細はこちらのページにて
さて、今回は、現在PRIDE叢書で進行中のプロジェクト、10代レズビアンのリアルな青春とサバイバルを描いた映画原作小説『The Miseducation of Cameron Post』翻訳出版クラウドファンディングにも皆さんにぜひぜひご参加いただきたく、ご案内申し上げます。
【PRIDE叢書第4弾企画7/21まで実施中!】
10代レズビアンのリアルな青春とサバイバルを描いた映画原作小説
『The Miseducation of Cameron Post』を翻訳出版して若者に届けたい!
すでにご存知&ご支援いただいた方もいらっしゃるかもしれないのですが、10代レズビアンである主人公キャメロンの半生を描いたYA小説(ヤングアダルト小説=主に10代を読者対象とした読みものジャンル)です。2018年に同名タイトル(邦題=ミスエデュケーション)で映画化され、サンダンス映画祭でグランプリを受賞しました。主演のクロエ・グレース・モレッツをはじめとした若い役者たちの演技が光っていて、とても良い映画なんです〜。
あらすじや映画予告編などの詳細はぜひクラウドファンディングページをご覧いただければと思うのですが、こちらのクラウドファンディングが7/21で終了となり、期日が迫っております。
そして、実は大変難航している状況で、翻訳出版が危ぶまれています…。
現在達成率およそ半分で、200をも超える方にご支援いただきました。7/21までに目標金額を達成させるべく、どうか皆さんにお力添えいただきたく存じます!!
本書の主人公キャメロンは内なる強さを秘めた子で、物語の途中で同性愛矯正施設に入れられたりなど大変な思いをする場面もあるのですが、決して自身のセクシュアリティを否定せず、自己肯定感を失いません。日常のリアルな感情描写にあふれた、とても爽やかな、希望の持てる青春小説です。
かつて女性同士の親密な関係性を描いた物語は、どちらかが死んだり、「禁断」と呼ばれたりして、悲しい文脈で語られたものが多く生み出されてきました。
そうではない、なんでもない日常にあふれた、圧倒的に希望の持てるレズビアン/クィア女子の物語を、日本の若者や、かつて10代だったレズビアン/クィア女性に、届けたいです。
※『スピン』(河出書房新社)翻訳者の有澤真庭さんによる第1章試し読みページが素晴らしいので、ぜひご一読ください!
日本初の「レズビアンマザー絵本」となった『ふたりママの家で』は、刊行してから今までさまざまなメディアで取り上げていただき、嬉しい感想をたくさんいただいてきました。『ふたりママの家で』の翻訳出版の実現を叶えてくださった皆さんに、ぜひ、10代レズビアンの青春小説『The Miseducation of Cameron Post』も応援していただけましたら幸いです。
物語は、人の心を支えます。『The Miseducation of Cameron Post』も、『ふたりママの家で』のように誰かの心の支えられるよう、広めていきたいと思っています。
恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます!!