こんにちは。サウザンブックスです。
『悲しいけど、青空の日』と田野中先生のこども支援の活動について、佛教大学Webサイトに記事が掲載されましたのでお知らせいたします。
「精神疾患のある親をもつ子どもを支える。」
https://bukkyo-u-research.jp/research/research33/
また、田野中先生より現在進行中のプロジェクト『ターラの夢見た家族生活』への応援メッセージをいただきました。『悲しいけど、青空の日』のモナと同じく、精神疾患のある親の元で暮らす子とその家族をささえる「エデュケーター」を描いたフランスのマンガです。
是非、ページ下部にあるリンク先をごらんください。
子どもを中心に考えてみる
子どもが安心して成長するためには、大人の関わりが欠かせません。しかし、親が子育てすることが難しい場合もあります。その理由の一つがこころの病気、精神疾患。
一生のうち5人に1人は精神疾患を経験します。
そのため、子育て中の親が精神疾患になってもおかしくありません。
日本では、一世帯平均2.3人となり、ますます家族の人数が減っています。
近所の人との助け合いも少なくなりましたが、子どもののびやかな育ちを守るのは大人の役割。
そのためには、子どもを中心に考え、親以外に他の大人も関わるしくみが必要です。
『ターラの夢見た家族生活』は日本で必要なしくみを考えるヒントを教えてくれています。
さて、私がドイツの児童専門書『悲しいけど、青空の日 親がこころの病気になった子どもたちへ』の翻訳出版プロジェクトでお世話になったのが2019年。クラウドファンディングで本を出版できたことに加え、活動を通じて各地域でこうした子どもの存在を知り、支えようとしてくれる人が増えることにつながりました。
『ターラの夢見た家族生活』の目標達成まで、あともう少し。
漫画や描かれている活動を一人でも多くの人に知ってもらえますように。応援しています。
田野中恭子