ロンドンで生まれ、日本でも東京や大阪などの都市で、ホームレスの人たちを支援するために発行されている雑誌“THE BIG ISSUE”。韓国版の“THE BIG ISSUE”も日本と同じように、地下鉄の駅の入り口などでホームレスの販売員の人から購入することができます。
内容は韓国オリジナルの記事も多く、判型もデザインも日本版とはちょっと違う感じです。そんな“THE BIG ISSUE KOREA”の記者チョン・ジウンさんが『キミのセナカ』を読んで寄せてくださったコメントを紹介いたします!
大切な人と手をつないで歩くことすら難しく、多くのサポートが必要な世の中を生きる少年たち。 彼らには初恋が、単純に穏やかで優しいことではありません。
この世の中に存在する、数多くのセクシュアルマイノリティの若者たちが、ありのままに人を好きになって手をつなげる、そんな世の中が来ることを望む気持ちが込められた本だ。
チョン・ジウン/“THE BIG ISSUE KOREA”記者
“THE BIG ISSUE KOREA” 2019年5月号、6月号。
“THE BIG ISSUE KOREA” 2019年10月号、11月号。
“THE BIG ISSUE KOREA” 2019年5月号
“THE BIG ISSUE KOREA” 2019年10月号
“THE BIG ISSUE KOREA” 2019年10月号
“THE BIG ISSUE KOREA” 2019年11月号
写真は、去年ソウルに行った時に買った“THE BIG ISSUE”から。
ちょうどソウル・クィア・パレードが開催されていた去年の6月は、カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した『パラサイト』の二人が表紙を飾り、同時期にソウルで大規模な展覧会が開催されていたゲイのアーティスト、デビッド・ホックニーは5月号で特集されていました。
11月に購入したのは、今をときめくティモシー・シャラメの10月号。さらに11月号では、アジアで最も規模が大きく充実している「ソウル国際プライド映画祭2019」(約1週間の開催期間に世界31カ国約1,000本もの作品が上映される)の特集が組まれ、クロージング作品に選ばれた、HIV/エイズをテーマにした3本の韓国映画から『ゴーイング・マイ・ホーム』『キス』それぞれの監督のインタビューが掲載されていました。
ソウルへ行った時はぜひ“THE BIG ISSUE”を手に取ってみてください。
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潟見陽