こんにちは。『グラーキの黙示(仮)』翻訳プロジェクト発起人の森瀬繚です。
お陰様で、本プロジェクトは4月13日をもって、48日を残した状態で成立に至りました。これにて、「ラムジー・キャンベルのクトゥルー神話作品集を刊行する」という、10年近く温めて参りました企画を、ついに実現することができます。
ご支援いただきました皆様に、そしてSNSなり口コミなりで拡散していただきました皆様に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました!
前回の活動報告を見て、2冊分となりますと翻訳にも結構時間がかかるだろうから、実際に刊行されるのは大分先のことになるのでは……と心配されている方もいらっしゃるかもしれませんが、その点についてはご安心ください。
必ず成立するはずとの強い確信を前提に、翻訳作業を前倒しで開始しておりまして、収録作品中の実に75%が、既に初稿まで進んでいるのです。
とはいうものの、刊行が確定したので、ようやく手をつけられる部分も多々ございます。
たとえば、表紙イラストをどなたにご担当いただくのか−−といったようなお話です。
装本の方向性やイメージについては、早い段階からサウザンブックス様との間で話し合って参りましたが、いよいよ実際の制作に入っていくことになります。
自分は文章を書くことだけでなく、「本を作ること」が好きでこの業界に進んだ人間ですので、そうしたことを考えているだけでもワクワクしてきます。そして、このワクワクは読者の皆様の手元に本が届くその瞬間まで、止まることはありません。
このワクワクのいくばくかを、少しでも読者の皆様に共有していただくべく、公開できるお話は今後、なるべくこちらの活動報告としてあげていきますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
森瀬 繚(もりせ りょう)