こんにちは。『グラーキの黙示』翻訳プロジェクト発起人の森瀬繚です。
いいかげん「(仮)」をとっぱらいましたところで、10月6日現在の進捗報告をお届けします。
序文、小説本文、用語解説、解題、年表と、書籍の内容物については全てゲラの形になっておりまして、目下、外部の校閲担当者の方から順次戻しをいただきつつ、監訳者である森瀬の方で改めて校正を進めている段階です。かなりの文章量になる上に、複数の翻訳者が参加している小説作品集です。誤字脱字を潰す作業にいつも以上に手間がかかるのは当然として、読者の皆様が違和感を抱くことのないよう訳語はもちろん、言葉遣いについてもなるべく統一するようにしておりますもので、かなり時間がかかってしまっております。
そんなやり取りを続けている間にも、時折、表紙イラストをご担当いただく藤田新策先生のラフ画が添付されたメールが届いたりして、活力を注入していただけるのです。本を制作する上でいくつか存在する山場のひとつといったところでしょうか。
なお、神北恵太氏との間でああでもないこうでもないと考証・検討を続けておりました、“セヴァン・ヴァレー地域図”の方もついにフィックス。これまでに商業書籍に収録されたキャンベル作品の地図に決して劣らない、胸を張って「これは良いものだ!」と自慢のできるものになりました。
いよいよ最終段階。次のご報告では、具体的な日程なども発表できると思います。
森瀬 繚(もりせ りょう)