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自然派ワインの巨匠と仏マンガ界の鬼才
異質な二人の交流と発見を描く実録マンガ
『ワイン知らずマンガ知らず・仮』を翻訳出版したい!

祝成立! 発起人からご支援頂いた皆様へ感謝のごあいさつ

 5月12日に始まった『ワイン知らずマンガ知らず・仮』のクラウドファンディング企画が、8月10日の期限最終日に無事に目標額を達成することができました。なんと511名もの方にご支持頂き、目標額280万円を上回る援助を頂くことができました。本書の翻訳出版を思い立ち、出版社を虚しく巡り歩いた日々からは想像もできない、数多くの温かなお気持ちに嬉しさで心が震えるばかりです。私にはまだ奇跡が起きたとしか見えないのです。今はただ、応援、ご支援を頂いた方々に感謝の思いが募るばかりで、気の利いた言葉が見つかりません。つきなみですが、ありがとうございました、の言葉を心で連呼しています。本当はお一人お一人に御礼を申し上げたいところですが、この場をお借りして、皆様に心からの感謝を申し上げます。

 そして、私の企画を採用してくださり、クラウドファンディングを支えてくださったサウザンブックスの古賀一孝さん、安部綾さんにもこの場をお借りして心からの御礼を申し上げます。御社の出版の受け皿がなければ、本書は日本で日の目を見ることがなかったでしょう。この素晴らしい取り組みを長く続けて頂きたいですし、私自身これからも応援させて頂きたく思います。もちろん、サウザンコミックス主幹の原正人さんを忘れるわけにはいきません。バンド・デシネの魅力を積極的に伝えようとする原さんの信念がなければ、本書は現代の市場原理に飲み込まれ、埋もれてしまっていたに違いありません。今回のこの企画で実現できなければ、おそらく未来永劫、本書に希望はなかったと思います。最後の手を差し伸べてくださった原さんに最大の敬意と感謝の意を表したいと思います。

  さて、これからは本書の翻訳を皆様へお届けするため、日本語版製作に入ってまいります。クラウドファンディングが成功したとき、嬉しさと同時に、責任感が一層芽生えてきました。私自身はイタリア語版からの翻訳を用意しておりましたが、原作はフランス語であり、原作者の意図やニュアンスをできる限り忠実に表現することが重要と考え、フランス語の専門家であり、バンド・デシネの翻訳者としても素晴らしい実績のある大西愛子さんに訳をお願いすることになっています。私自身は監修者として、また新たな立場で本書に携わり、バックアップをさせて頂きます。多くの人の思いを乗せて、本書という船が旅立とうとするこの瞬間に、今はワクワクする思いです。しかし、その航海を無事に成し遂げ、お一人お一人の港へ荷を運ぶことができなければ意味がありません。気持ちを引き締めて、この先の使命に向き合いたいと思っています。ぜひご期待ください。そして、これからも応援のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

発起人・京藤好男
 


 皆さん、こんにちは! サウザンコミックス編集主幹の原です。

 おかげさまでサウザンコミックス第1弾ダヴィッド・プリュドム『レベティコ―雑草の歌』、第2弾MK・サーウィック『テイキング・ターンズ HIV/エイズケア371病棟の物語』に続き、第3弾エティエンヌ・ダヴォドー『ワイン知らずマンガ知らず(仮)』を翻訳出版できることが決まりました!

 ご支援いただいた皆さん、本当にありがとうございました! 皆さんのご支援のおかげで、今回もまた無事成立することができました。本書はフランスで出版されてから今年で10周年を迎えるのですが、その記念すべき年に日本語版出版決定の朗報で花を添えることができてうれしいです!

世界のマンガの多様性を日本に伝えるレーベル「サウザンコミックス」では、これからもクラウドファンディングを通じて、皆さんと一緒にこれはという作品を翻訳出版していきたいと思います。早くも本日8月17日(火)から、第4弾『綺譚花物語』(原作:楊双子、作画:星期一回収日)のクラウドファンディングが始まりました。第5弾、第6弾も絶賛準備中です。商業出版の枠組ではなかなか翻訳出版できない、でも日本で出す意義のある優れた世界のマンガを次々と取り上げていきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

サウザンコミックス編集主幹
原正人

 

2021/08/17 13:37