以前、年若いゲイの友人に、泣かれたことがあります。
「なぜ僕たちには、子育てをする未来がみえないの?」
その言葉は胸に刺さって、そのまま抜けないトゲのようになりました。
私は同性のパートナーと子どもを育ててきました。
かつて結婚していた時に授かったそれぞれの子どもで
寄り合うようにかぞくになって、17年が経ちました。
この10年の間に、女性同士の子育てをするカップルは、
本当に増えたなあ!と思う一方で
男性同士の子育てをするカップルを見かけることは
まだなかなかない…。
そう思ってきたのですが、最近、それも変わり始めているな!と感じます。
少しずつ、ゲイカップルで子育てをするパパたちに
日本でも出会えるようになってきました。
そんな今だからこそ、『ぼくらのサブウェイ・ベイビー』を
日本語で読みたい、と思います。
この絵本を通して、
ゲイ男性だって、誰だって、子育てすることがあるんだよ、という
当たり前のことが、自然に伝わるといいな、と思います。
小野春(おの・はる)
子育てをするLGBTとその周辺をゆるかにつなぐ団体「にじいろかぞく」代表。結婚の自由をすべてのひとに」訴訟の原告の一人。同性パートナーと共に3児を子育てして17年。LGBTステップファミリーで、子どもらは現在大学生。LGBTQも安心して子育てできる環境づくりを目指して活動中。最近のハマりごとはBTS。
にじいろかぞく
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小野さんの著書『母ふたりで“かぞく”はじめました。』(講談社)
PRIDE叢書シリーズ2冊目のふたりママ絵本『ふたりママの家で』は、小野さんが代表をつとめる団体「にじいろかぞく」の協力のもと誕生しました。ふたりママ絵本に続き、ふたりパパ絵本が出版できるよう引き続き頑張って参ります!
プロジェクト成立まで、拡散協力をどうぞ宜しくお願い致します。
PRIDE叢書2作目『ふたりママの家で』
PRIDE叢書8作目としてチャレンジ中!