こんにちは。『おばあちゃんのガールフレンド』翻訳担当の小島です。
昨年中に終えるはずだった(らしい。昨年11月の活動報告を読み返して、今、青くなってます)翻訳作業が大幅に長引いてしまい、それでもようやく17名のライフヒストリーと向き合い続けてきた日々が一旦落ち着きました。気がつけば春になっていました。
昨年の秋からこの春にかけては、日々LGBTQ+や女性を取り巻くさまざまなニュースが流れていき、SNS上では目を背けたくなるような、にわかに信じがたい言葉があたかもそれが正しいかのように飛び交うのを目にするたびに、早く『おばあちゃんのガールフレンド』を世に送り出さなければと焦りを感じたこともありました。
2月には偶然出会ったとある若い人から、その人の家族のお話を聞く機会がありました。その人の言葉は明るさと自信に満ちていて、私は泣きたいくらいとても嬉しかったし、家族の形はこんなにもフレキシブルで、人間の営みは強かなのかと、個人のリアルなストーリーがもつ力に触れ、その夜は希望で胸がいっぱいでした。それは『おばあちゃんのガールフレンド』に納められた物語にもリンクし、社会制度と個人の関係を考えるとてもよい機会になりました。
個人のために社会制度を整える。そのためには、それを実現してくれる人を選ばなければ。来月には統一地方選挙があります。私は自分の権利を行使するために投票しに行きます…って、なんだか選挙ポスターみたいになってしまいましたが、『おばあちゃんのガールフレンド』の完成までもうしばらくお待ちいただければと思います!
小島あつ子
これから、推敲、編集・校正作業を進めて参ります。少々お時間をいただきますが、丁寧に作業を進めていきます。お届け時期については、もう少し作業の目処がついてからお知らせさせてくださいませ。
引き続き、どうぞ宜しくお願い申し上げます!