こんにちは、サウザンブックスPRIDE叢書です。
2,000万人が利用する絵本情報・通販サイトの「絵本ナビ」。そこで編集長をつとめる磯崎園子さんから、温かいメッセージが届きました。
自分のキャップをかぶり、背中に翼をつけてもらったマリソルの嬉しそうなこと!
思い出すのは、お気に入りのワンピースを着て、思いっきり鉄棒で連続逆上がりの練習をする幼い頃の自分の姿。私はその時の解放感を今でも忘れられません。可愛らしい服を着るのは好きだけど、服に合わせて自分を変えるのは嫌。「しっくりくる」って、それほど大事。
前作『ジュリアンはマーメイド』で自分を解放してくれる瞬間に出会えたジュリアンは、その感覚をしっかりと体験したはず。だからこそ、初めて出会ったばかりのマリソルの手助けができたのでしょうし、彼らのおばあちゃん達もまた同じなのでしょう。結婚式の場面は、誰もが自分らしくいられる幸せを祝福しているようです。
自分が自分でいられるのって、どんな時? ジュリアンやマリソルの姿を通して、子どもたちが自分なりの「しっくり」を見つけることができたなら、そんな喜ばしいことはないですよね。
『Julian at the Wedding』翻訳出版のクラウドファンディングを応援します!
絵本ナビ編集長 磯崎園子
磯崎 園子(いそざきそのこ)
絵本情報サイト「絵本ナビ」編集長。絵本の紹介やコンテンツページの企画制作・インタビューなどを行っているほか、新聞・雑誌・インターネット等の各種メディアで「絵本」をキーワードとした情報を発信。著書に『はじめての絵本 赤ちゃんから大人まで』(ほるぷ出版)、『ママの心に寄りそう絵本たち』(自由国民社)、監修に『父母&保育園の先生おすすめの赤ちゃん絵本200冊』『父母&保育園の先生おすすめのシリーズ絵本200冊』(玄光社)などがある。