裁判が終結したあと、私は『あいつゲイだって - アウティングはなぜ問題なのか?』という本を書きました。このプロジェクトと同じ想いーー事件を風化させないため、なぜアウティングが命を奪ってしまうほど危険な行為なのかを少しでも多くの人に知ってほしいから。二度と大切な命が失われることのないように、という願いを込めて書きました。
彼が亡くなってからもうすぐ10年、事件をきっかけに社会は少しずつ、大きく、変わってきています。改めて当時を振り返り、彼が生きたかもしれない「未来」について考えたいと思います。ぜひ出版に向けてご協力をよろしくお願いします。
松岡宗嗣(ライター/一般社団法人fair代表理事)
一般社団法人fair
『あいつゲイだって - アウティングはなぜ問題なのか?』(柏書房)
著:松岡宗嗣