前回の活動報告で、ローラン・ボック氏からの応援メッセージをご紹介しましたが、あわせて著者のアンドレアス・マトレ氏からもメッセージをいただいています。
A4用紙2枚の長文メッセージです。全文を紹介するとあまりにも長いので、抜粋して翻訳します。
写真は今年8月のローラン・ボック氏の誕生パーティーでのスナップショットです。
(メッセージ要約)
私がローラン・ボックに初めて出会ったのは1978年。まだ学生の私は、プロレスのファン・クラブを運営していました。その関係からその年の猪木ツアーで猪木氏と奥さん(美津子夫人)の荷物を運ぶ手伝いをすることになったのです。
アンドレアス・マトレ氏
それから35年後(2013年)、ローラン・ボックに偶然再会しました。もちろん、私はまだローランのことを覚えていましたし、彼も私のことを覚えていました。ローランは私に、その後の自分の人生についていろいろと話してくれました。私が彼の話にとても感銘を受け、「あなたの人生を本に書きたい」と申し出たことから、この本が生まれました。
ローラン・ボックは映画のために作られたような、信じられないほどの数奇な物語の中を生きてきました。そのすべては、良い出来事だけだったわけではありません。しかしその物語は二度と来ない時代を描いた記録でもあるのです。
特に私が感銘を受けたのは、ローラン・ボックが人生で多くの挫折を経験した後でさえ、決して諦めなかったことです。今彼は自分の過ちは素直に認め、自分を騙した人や対立する立場にあった人の全てを許しています。そして、ボック氏は飾ることなく正直に自分の人生を語りました。
ローラン・ボック氏
ローランは、若い頃の過酷なレスリングの試合のせいで、現在は体調が思わしくありません。特に心配なのは、一人暮らしで彼を訪れる人も少ないことです。しかし、それでも彼は前向きに生きています。昔のことを語るとき、特にアントニオ猪木との欧州ツアーや日本での経験を語るときは、いつも元気を取り戻します。
ローランは、自伝が日本語に翻訳されることを特に喜び、名誉なことだと言っています。私がこの本を書いたときローランは、この自伝が日本でも読まれることを望んでいました。そして、それが今実現しようとしています。
ローランと私は、この翻訳出版企画を嬉しく思い、感謝しております。日本語に翻訳され、多くの読者に読んでいただけることを願っています。
アンドレアス・マトレ
(発起人・沢田 智より)
ボック氏が大変喜んでいて、期待してくれている、こんなメッセージをいただくと、もう絶対に出版を成功させなければならないという気持ちになります。
みなさん、応援をよろしくお願いします。