クラウドファンディングのリターンとして、翻訳者書き下ろしのクラファン限定解説電子書籍を作成中です。
テーマは「検証・地獄の墓掘り人_BOCK_1973-1982」
ローラン・ボックがプロレスに関わった時期に特化した解説書です。
実際には電子書籍なので、画像はイメージです。
日本の専門誌・新聞・書籍、1970年代の現地のパンフレット、ドイツの専門サイト、海外のマニアサイトなどから調べてきた客観的な(プロレス的な?)報道、当事者のコメントなどから、ローラン・ボックのプロレス時代を掘り起こそうとするものです。
1973年、ローラン・ボックがデビューした大会のリーフレット
もちろん、プロレス紙誌に書かれている出来事や、インタビュー記事などは、ライターや編集者の方針で微妙に違ってきたり、雑誌の特集などで何度も過去の事件やレスラーの発言を掘り起こすたびに、少しずつ脚色されたりして、正確ではないものが数多くあります。それらも含めて、できるだけ出典を明らかにしつつ、時には相反する記述も併記しながら、読み手の方に「ローラン・ボックをさがして」もらえるような資料集・解説本を目指しています。
これまでホームページやブログで少しずつ記事にしたり、翻訳サンプルに追記して、「自伝のこの記述の部分は、実際にはこういう出来事だった」と書いたりしていますが、まだまだ膨大な追加情報があります。
現在予定している内容は、
1)ー1973 ドイツ・キャッチの歴史
2)1973-1976
ローラン・ボック・プロレス転向
3)1976-1978
欧州選手権・猪木ツアー始動
4)1978 欧州選手権・猪木ツアー
5)1979-1982
ローラン・ボック、プロレスキャリア後期
6)1981-1982
ボック、新日マット初登場の衝撃
7)関係者たちの証言
ローラン・ボックとは何だったのか
8)付録
・ボック戦績集
・欧州選手権・猪木ツアーパンフレット解説
・欧州選手権・アントニオ猪木戦績集
1978年、欧州選手権シリーズ・猪木ツアーのパンフレット
自伝によって新たにわかる事実も数多くあります。同時にボック氏の思い込み、ライターの脚色、それぞれの当事者の立ち位置での考え方の違い、なども見えてくると思います。
当然、当時のプロレスマスコミが創作したファンタジーも数多くあります。それを読者のみなさんが、「虚」と「実」を見極めながら読み進めることが、昭和プロレスの楽しみ方だと思います。
資料集のボリュームとしては、いま手元にある情報を未整理のまま、ひとまとめにしてみただけでも20万字を越えて、翻訳本に迫るほどです。これを紙の冊子にすると、追加で一冊の本を発行するようなものなので、コスト的にも見合わないことから電子書籍で考えています。
この作業がただの自分の趣味で終わるのか、支援していただいた方の手元に届けることができるのかは、このクラウドファンディングの成否にかかっています。しかし、「出る前に負けること」は考えてはいません。
みなさまのご協力だけが頼りです。よろしくお願いします。(発起人 沢田)
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