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ギリシャのブルースとも呼ばれる「レベティコ」の世界を、
女たちが語り直す。
傑作バンド・デシネ『レベティッサ』を翻訳出版したい!

バンド・デシネ専門店メゾン・プティ・ルナールのティボー・デビエフさんから応援メッセージが届きました!

東京・板橋にあるバンド・デシネ専門店メゾン・プティ・ルナールの店主ティボー・デビエフさんが、『レベティッサ』翻訳出版プロジェクトに応援メッセージを寄せてくれました! ティボー・デビエフさんは、これまで多くの日本のマンガをフランス語に翻訳してきた著名な翻訳家でもあり、昨2025年に行われた東京BDフェスティバルの仕掛人でもあります! 



私は南仏のマルセイユ出身なので、『レベティッサ』に描かれているギリシャの風景にはとても親近感を覚えます。マルセイユも地中海に面した港町で、風景がどこか似ているんです。木漏れ日の中で登場人物たちがピクニックをしているシーンがありますが、ここに描かれているのが子供の頃の私であってもまったく違和感がありません。作者ダヴィッド・プリュドムの影の描き方は、本当にすばらしいと思います。


ティボーさんが絶賛する木漏れ日の描写

 

ダヴィッド・プリュドムは、昨年、東京BDフェスティバルに参加してくれましたし、過去にはメゾン・プティ・ルナールでもサイン会を開いてくれました。作品によって作風を変える絵の達者な作家で、とりわけ色遣いがすばらしいです。機会があれば、ぜひ彼のサイン会に参加していただきたいです。

『レベティッサ』については、昨年行われた東京BDフェスティバルの公式カタログに冒頭部分の翻訳を掲載したので、そこで目にしてくれた人もいるかもしれません。『レベティッサ』の全体が日本語に翻訳されるのが、待ち遠しいです。

『レベティコ―雑草の歌』が出版されてから15年以上の歳月を経て、同じ登場人物たちを中心に語られるのが『レベティッサ』ですが、だからと言って、『レベティッサ』は『レベティコ―雑草の歌』の単なる続編ではありません。また、『レベティコ―雑草の歌』が男たちの物語で、『レベティッサ』は女たちの物語という単純な話でもありません。一見続いているようでいて、ふたつの作品は雰囲気もテーマも異なります。

アートが禁止されたときに、アーティストたちはどんな行動を取るべきなのか、私個人の考えでは、それが『レベティッサ』の中心的なテーマだと思います。作者は、第二次世界大戦前夜の1936年のギリシャを舞台に、女性の観点からそれを描いてみませました。その他、世界を席巻する右派の台頭や移民や難民の問題など、本作には現代にも通ずるテーマが散りばめられています。

本作『レベティッサ』が、日本の読者の皆さんにどのように受け入れられるのか、とても楽しみです。

 


 メゾン・プティ・ルナール店内にて

ティボー・デビエフ
フランス・マルセイユ出身。日本のマンガをフランス語に翻訳する翻訳家。2019年に第2回小西財団漫画翻訳賞を受賞。2021年から東京・板橋でバンド・デシネ専門店「Maison Petit Renard」を営む。

メゾン・プティ・ルナール公式WEBサイト:https://www.m-petitrenard.com/
メゾン・プティ・ルナールX(旧Twitter):@m_petitrenard
東京BDフェスティバル:https://bd-fest.com/

 



原のYouTube&ポッドキャスト「マンガ翻訳なんやかんや」第14回で、ティボーさんに『レベティッサ』と作者ダヴィッド・プリュドムについてたっぷりお話をうかがっています。よかったらぜひご覧ください。
https://youtu.be/olCGh3SRp8A?si=NvUt1DLQeP-F_B9k

『レベティッサ』の作者ダヴィッド・プリュドムは、今年10月31日(土)と11月1日(日)に行われる東京BDフェスティバル2026にも参加予定です。クラファンが無事成立したら、作者の来日に間に合うように日本語版を制作します! クラファンが成立しなかった場合は、残念ながら、日本語版をお届けすることはできません。『レベティッサ』の日本語版を実現するために、事前予約としてクラファンのご支援よろしくお願いします!
 

 

 

2026/08/13 15:48