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本物の真珠を多くの人に届けたい!
バロックパールの魅力を引き出した
伊勢志摩の新ブランド「Sea Dew」プロジェクト

ニッポンのアコヤ真珠が、海外で人気なのはなぜ?

こんにちは、「Sea Dew」プロジェクトの柳沼周子です。
記事の中でも少しご紹介した、日本のアコヤ真珠が、近隣のアジア諸国を始め、海外で人気が高いという話。今日は、皆さんにそのお話をお伝えしようと思います。

私もSea Dewを手掛けるまで知らなかったのですが、例えば中国でも真珠作りというのは行われているそうです。しかし、今回のワンデューシリーズで使ったような「大玉」と呼ばれる、直径8ミリ以上のサイズで、なおかつ「美しく」育てるところまでは、技術やノウハウが進化しきっていない、というのが現状。だから、粒が大きく照りと巻きが美しいアコヤが欲しいとなると、ほぼ日本製のものしかない、となり、買い手が殺到するということのようです。

それともう一つ。私がおもしろいなーと思ったのは、日本の四季が真珠を美しくするという話です。こういう真珠のことは、すべて中川社長から教えていただくのですが、彼はよく真珠を人間に例えて話すんですね。アコヤが暑さ寒さのある「四季」を過ごすことを、人間で言うと「酸いも甘いも経験した」深みのある人になる、それと似たようなものだと。大変な時期もあり、ストレスもあるかもしれないけど、その分貝が守ろうとしたり育てようとしたり様々な動きをすることで、結果的に表情豊かでツヤのある真珠になる、という話をしてくれました。

私自身、今回のプロジェクトを通して、その価値と美しさを知りました。予想以上に多くの方が、私達のプロジェクトを支援してくださり、「多くの人がバロックパールの魅力に気付くといいですね」とか「Sea Dewが広がっていきますように」とのありがたいコメントを添えてくださっています。

日本の海で、日本の風土により美しく育まれるアコヤ真珠。パールたちも、まずは日本の人々に愛でられたいのではないかな、なんて妄想し、実際にその輪が広がり始めたことが嬉しいです。残り12日。最後まで頑張りますので、引き続きどうかよろしくお願いします。

2016/02/13 09:32