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刃物の産地「関」で生まれた、
女性のための包丁と男性のための包丁「ゆり」と「やまと」

みんなで作る「ゆり」と「やまと」、応援コメントに思うこと

前回の続きです。

「ゆり」と「やまと」のデザイナーは山本愛子さん。先日の記事でお伝えしたように、彼女とは卓上で使いたいナイフとして制作した2ブランド(「morinoki」と「pomme」)でご一緒し、うちの包丁を作るならぜひ山本さんに、と思う信頼関係を築いてきました。しかし一方、包丁づくりの過程では、山本さんのイメージに近づけるように、社内では結構必死です。


私も簡単にできるだろうと、思っていることでも、できなかったり。じゃあどうやって作ったらいいのだろうか・・など相当話し合います。そして、試作品を作って、試し切りを何回もしてみる。特に「切れ味」に関する問題は、どこまで論議しても終わりがみえません。

パッケージやカタログも、私達からするとびっくりするような案が山本さんから出てきますが、出来上がるとなるほど・・・となります。


こんなことを色々つぶやけるのも、社長がなんやかんや言いながらも話を聞いてくれて、そして製造の人たちも何度もやり直してくれ、その他協力会社の人たちも相談にのってくださって、結局みんなの理解あっての事なんだと思っています(本当は女はめんどくさいと思っていて理解してくれてないかもしれませんが 笑)。

今は、「やまと」と「ゆり」、それぞれ3本ずつの展開になっていますが、今後ご要望が多くいただけるようでしたら、アイテムを増やしていきたいと思っています。今回支援してくださった方からも、ゆりの出刃包丁やパン切り包丁があったらいいのに、といったお声を頂戴しました。

残りわずかな期間になりましたが、皆さんの応援のコメントを読んで、良いモノを 心を込めて作らなければ!と、改めて今感じています。

志津刃物製作所 小田

2016/04/24 10:17