子供にとって初めて使う道具の一つにスプーンがあります。
子育てをしている家庭には沢山のスプーンがあり、プラスティックや金属のスプーンもあれば、持ち運び用のスプーンやギフトで頂いたファーストスプーンなど色々な種類を持っていると思います。
ただ、使っていて思うのは、大人が使うスプーンを小さくしたので意外と子供用にフィットする大きさじゃないのかな?と。
しかも、大人と同じ持ち手の形状なので子供はグーで握ってしまい食べづらそうだし、食べさせる時もお口の前でスプーンを返すのも大変だし。
更に、お箸を持つ時にはまた持ち方を練習しないといけないので、大人にとっても子供にとっても、本当に最初に使う道具として正しいのかと思いました。
紹介が遅くなりましたが、ARIGATO GIVINGというギフトショップを運営している、五十嵐と申します。
私が運営しているARIGATO GIVINGは、エシカル、ソーシャル、オーガニック、トラディショナル、デザイン・アーティストと言ったモノを中心にギフトアイテムをセレクトしているショップです。
また、家庭では、6歳の娘と2歳になる息子がいる二児の父親でもあります。
ただ、ご察しの通り子育てに積極的に参加しているかというと、そうとも言い切れません(笑)
そんな子育てライフの中で、難攻不落のお食事タイムでふと思った事があります。
子供にスプーンで食事を食べさせる時に手を返すのが意外に大変なのと、子供に持たせた時は、握ってしまうので肘が外に出てしまいお口に手を運ぶのが難しいのではと。
それと、スプーンに慣れて来たらその握り方を覚えてしまうのでお箸を持たせる時にまた練習させないといけない、三重苦?がある事に気付いたのです。
同じ様な悩みを持つ親御さんは多いと思い、こうした課題を解決するスプーンの開発に取り組むことにしました。
ただでさえ飽きっぽい子供は、道具が上手く使えなければそれはもちろん楽しくない!ご飯も食べたくなくなります!
というのも、実は大人用のそのまま小さくしたスプーンは、子供にとって食べ辛い道具だと思います。それは持ち方が理由です。
通常のスプーンはどうしてもグーのように握ってしまう形状なので、握ってスプーンを持つと肘がでてしまいます。
この姿勢、つまり肘が出る状態は手首を動かして食べるというより、腕全体を動かして食べる事になります。
大人でも試してほしいのですが、握る持ち方では肘が出てしまい腕全体で動かすので疲れますし、コントロールしにくいのです。
であれば、そうならないように、上手に使えるスプーンがあれば食事も楽しくなるのかも?と思いました。
つまり大人と同じように親指と人差し指でつまむように持つのです。
それからが試行錯誤の連続です。
当初は、子供が握りやすいように球状の持ち手や、指の形になぞってねじれている形状など様々な形を考え子供に持たせてみました。
握りやすい球状はどうしてもグーで握るようになってしまい、指の形になぞるような形は子供は期待通りに持ってくれません。結局握ってしまいます。
また、スプーンの長さも市販のスプーンのストロークがあると、長いからか口にいれるのが難しいようです。
色々形を考えて思いついたのは、「耳たぶ」。
耳たぶって子供も人差し指と親指でつまむんです。握ったりしないんです。当たり前ですが。
これってすごいヒントかなーと子供といる時に思いました。
そして、スプーンにも耳たぶを付けてみようと思い、親指と人差し指で自然と掴むような耳たぶの形状をスプーンに取り付けました。
そうする事で、小さな指でも耳たぶのような形状が親指と人差し指で自然とつまませるので、スプーンをしっかり持てる事にもなり、肘が出ないスムーズな持ち方になりました。
そして、大人が何気なく親指と人差し指でつまむ持ち方は、そう、お箸の握り方に近いのです!
だから子供が上手くこのスプーンを使うと、お箸の練習代わりにもなるんです!!
いきなりお箸の練習となってもなかなか持ち方を覚えられず苦労している方も多いと思いますが、このスプーンで事前練習になるかもしれません。
2歳の子でもしっかり握って持ってくれました。子供の手の大きさに合わせているので、スプーン自体は小さいです。
小さいから握りやすいというメリットはありますが、小さいのですくえる量は少ないです。
ただ、通常のベビースプーンは、ティースプーンほど大きさが多いようですが、へらの部分がティースプーンほどだとやはり子供の口には大きく、毎回大きなお口にしないと食べれないのもちょっと大変ですね。
大人も毎回大きな口をして食べたら疲れますよね。
実は、子供用といってるスプーンは子供にとってすごく疲れるスプーンなのです!
漫画や絵本に出てくるキャラクター商品は、子供は喜ぶかもしれないけど、親としてはキャラクターでない物を用意したい時も。
しかもプレゼントするとなればなおさら。
ただ、機能的すぎて可愛くないのはやだし、やっぱり可愛く使えて子供にとっても良さそうな物がいいですよね。
これは、ショップを運営しているから思います。
そして今回のスプーン、横から見ると少し象さんのように見えませんか?
何気ないスプーンより、少し可愛い方がプレゼントの時もいいですよね。
なんとなくフォルムが象さんに似ているので、このスプーンは「エレファントスプーン」と名付けています。
しかもこのお鼻の部分も機能的な特徴があり、持ち手のグリップと耳たぶから斜めにスプーンの先を作る事により、親が子供に食べさせる時にも上げやすく、子供が自分で食べる時にも口にいれやすくなっています。
そしてお尻の部分ですが、1〜2歳の子供の手の大きさでも入るくらいの小振りのグリップにしていますが、耳たぶとの間のへこみがお茶碗のストッパーにもなりボウル状のお皿の中に落ちにくくなっています。
長崎にある、社会福祉法人 悠久会で今回のスプーンを製作していただく予定です。
社会福祉法人 悠久会は、製袋作業(島原市ゴミ袋製作)、レーザー加工、木工事業(3Dターニングマシン)、施設外実習(農作業等)・一般就労に向けた支援を行うきらり作業所の運営を行い、障がい者の方の生活・就労の支援を行う就労継続支援B型として活動をしています。
特に木工の加工に関しては特殊な機械を持っているので、様々な加工品の製作を行っています。
加工だけではなく、木にレーザー加工を施しイラストや文字を書く事も出来るので、ノベリティーやオリジナルグッズの製作のお仕事も受けています。
これを見て、木工品で商品化したい物があったら相談をしてみてもいいかもしれないですね。
海の側にあるとても綺麗な施設でみなさん元気に働いています。
商品の開発に取りかかって半年。
持ち方をかえるだけで子供が自分で食べたくなり、お箸の練習にもなるスプーンとして商品化を目指して、ひとつひとつ課題をクリアしてきましたが、今現在、目下の課題はスプーンのすくう面をどうやって奇麗にくり抜くか。
ここさえ越せば商品化はほぼ目前。
そして、このスプーンを使う事によって、親子での食事を時間をもっともっと楽しんで頂き、お父さん、お母さん、そして子供達の笑顔がスプーンによって生まれればと思っています。
そのために今回は事前にTSUKURITTE LABにて悩みに共感いただけるみなさまから先行の予約をいただき、その資金を開発資金の一部に充てさせていただきたいと思っています。
デザインにも力をいれ、特許と意匠権の申請をしっかりして、商品としてもしっかりしたモノ作りをし、また、試作品を含めた商品化に向けた費用に使わせていただきます。
最後ですが簡単にまとめますと、今回、3つの社会に繋がる動きのチャレンジをします!
・製造を長崎の社会福祉法人が行う事により、障がい者の雇用を生み出し
・材料に関しては、捨てられてしまう木材を再利用したリユースにより環境の負荷を減らし
・親子での食事を時間をもっともっと楽しんで、笑顔がスプーンによって生まれる事を挑戦します。
このチャレンジに共感頂けたら嬉しいです!
開発中商品のため、実際の販売価格はまだ決まっていないのですが、先行してご支援いただくみなさまに少しでもメリットが出る様に、今回は現在の想定価格に消費税、送料を載せない形で設定しています。(今後のコストによって実売価格は変わる可能性ありますがご了承下さい)
TSUKURITTE LABを通して沢山の方にご協力頂けますと幸いです。
エレファントスプーンは今回2つのサイズを用意しています。
1〜2歳用の小さいサイズの「BABY」と3〜6歳向けのサイズ「KIDS」を用意しています。
また、木の種類は「檜」と「杉」の2種類です。檜は杉に比べると少し白っぽい木目で、杉の方は年輪による木目の縞がはっきりしているのが特徴です。
どちらも木の香りを楽しみながら使用して頂けるスプーンです。
また、今回の木は使用されなくなった端材を使用しているので、アップサイクルな商品にもなっています。
1,000円
お礼メールとオリジナルステッカーとハガキ
※商品は7月の完成を目指しています
3,500円
スプーン1つとオリジナルステッカーとハガキ
「BABY」か「KIDS」をお選びください。
また、「檜」か「杉」をお選びください。
※商品は7月の完成を目指しています
7,000円
スプーン大小2個セットとオリジナルステッカーとハガキ
「檜」か「杉」をお選びください。
※商品は7月の完成を目指しています
14,000円を →12,000円の特別プライスでご提供します!
スプーン4個分のセット販売です。
BABYかKIDSで4本お選びください。(BABY4本、BABY2本KIDS2本などとお好きな数をお選び下さい)
また、お友達との共同購入としてもご活用ください。
「檜」か「杉」をお選びください。
※BABYとKIDSの数は備考欄にお書きください。
※商品は7月の完成を目指しています
<商品について>
・この商品は「くるみオイル」で仕上げる予定です。子供と同じく手間がかかる仕上げです。
手軽なウレタン塗装仕上げではないので子供と同じようにふれて一緒に育てて楽しんでください。手をかけないとスプーンも元気がなくなります。
・子供のお風呂と同じで、このスプーンはご使用後はできるだけ早く洗い、水分を充分にふきとって使用してください。すぐに拭いて上げないと割れたり折れやすくなったりと具合が悪くなる事があります。
・中性洗剤でも洗う事は可能です。但し、食器洗い機ならびに乾燥機のご使用は控えてください。子供と同じように手洗をしてください。
・研磨剤入り洗剤および、たわしやスポンジ等によるこすり過ぎには御注意ください。スポンジやブラシを使うよりも、手でゆっくり洗ってスプーンを可愛がってください。スプーンも愛情を受けて喜ぶはずです。
・長時間水に浸しておくことや煮沸消毒は避けてください。スプーンも子供と同じようにそんな事をしたら具合が悪くなります。例えば、水分を吸い込み変形してしまいます。
・日が当たる場所や高温になる場所、直射日光に当てておくことは避けてください。熱中症ではないですが、スプーンも体調を崩します。ヒビが入ったり欠けたりする場合がありますのでご注意ください。
・食べ物ではないので、電子レンジでの使用はしないでください。
・子供と同じですぐに影響されます。においが強い食品などに使用すると臭いがうつる事がありますのでご注意ください
・スプーンも一つ一つ個性があります。出来る限り個性を大事にしていきたいと思っています。なので、天然素材のため木材の色のばらつきや節による見た目の違いがありますが、そのスプーンの特徴だとおもって可愛がって下さい。
<日常のお手入れと注意点>
・木の商品は水に弱いです。長い間水や汁につけて置くと変形したりヒビ割れの原因になります。子供と同じように出来る限り目を届けてください。
・ご使用頻度によりますが、オイルケアはできるだけ定期的に行ってください。手間をかければかけるほどこのスプーンは育ちます。木でできたカトラリーは、使用している間に油分が抜けていって白い風合いに変化します。また水分を吸い込みやすくなります。
・そのようになってしまった場合は、オイルケアをしてみてください。オイルケアに使うオイルは、サラダ油・オリーブオイルなどの口に入っても問題ない食用オイルで対応可能です。お薦めは「くるみオイル」です。くるみオイルは乾性油というもので空気に触れると徐々に酸化して固まりますので、カトラリーを保護してくれる役目があります。
『オイルケアの仕方』
・くるみオイルがお薦めです。他の食用オイルでも対応可能です。
・1・2滴のオイルをカトラリーの全体になじませます。
・オイルを全体に塗込み、手や布などでオイルなじませます。
・仕上げに柔らかい布などでオイルを拭き取ります。
・オイルを乾燥させる為に1〜2日間、置いて乾燥してください。
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