「森の炭の森」デザインを担当しました花澤です。ご支援、応援ありがとうございます。
デザインを担当するときに、アスカムの工場を見学させてもらいました。
今回はアスカムの炭作りをご紹介をさせてもらいます。
工場の敷地には間伐材の山がいくつか。大井川流域の山でとれたもので、主には杉やひのきだそうです。
山を健康に育てるために木々を間引く。その時に切られたものを間伐材といいます。
やはり細めのものが多いですね。
アスカムの関連会社・横山鐵工で開発された専用炭化装置をくぐる前に、
間伐材の皮を剥いだり、粉砕したりして「木のチップ」を作ります。
炭の丸太が出来上がるものだと思っていた
私の想像の中の「炭作り」とは全然違いました。
大きな敷地を使った工程がとてもオートマチックに感じました。
最初はアナログな炭作りとのギャップに少し違和感を感じましたが、理解できました。
アスカムは、一本一本が高価な炭を作ることを目的にしているわけではなく
より多くの間伐材を、しっかりと世の中に暮らしに届けるための機能的な炭に変える。
この機械や敷地はそのために必要な大きなスケールなんだと。
こうして出来た木のチップは、 敷地内で横たわっていた丸太状のときとは違い
木本来のやさしい肌と色が出て、やわらかく、とてもキレイな表情をしていました。
これを専用の炭化装置に入れていきます。
これが専用の炭化装置。とっても長い機械です。(10M 近い)
これが工場の中に横たわっているんだから、
最初にアスカムさんが「炭を作ろう」と思い立った時の意志の強さは
それはすごいものだったんだろうと思います。
内部と製法は企業秘密なんですが
約850 度で炭化を行い「セラミック炭」へと変化を遂げます。
私は最初このバケツ内の炭から拝見していたので
その機械はとても想像していたものとは違いました。
想像を越える大きなダイナミズムで作られたアスカムの「セラミック炭」は
アスカムオリジナルの炭製品の中に入り
みなさんの暮らしの中に入っています。
今回の「森の炭の森」はこの炭を使った
新しい技術の「炭ペイント」により作られています。
製品から、炭の出来るそのストーリーまで思い浮かべてもらえたらうれしいです。