はじめまして、高崎市内(上大類町)の空き家をセルフリノベーションで改装したカフェ「cafe tonaka」(カフェトナカ)です。
店の前に広がる空き地を、地域内外の人たちがつながる憩いのスペースにするため今回ハレブタイに挑戦することを決めました。
誰もが安心して集い楽しめるよう、スペースの芝生化を目指します!
目標金額は55万円です!
みなさんのご支援をよろしくお願いします!
▷▶みんなの「途中」にあるカフェ
カフェは、佐々木貴士・幸子の私たち夫婦で営んでいます。
私(貴士)が2年以上かけて空き家をセルフリノベーションし、妻がオープン以来、店主として自家製のスコーンやマフィンをはじめとしたスイーツの製造販売を行っています。
cafe tonakaは、小学生がワイワイ歩く通学路の前にあります。
近くには住宅はもちろん、オフィスや古くからの工務店もあります。
休日になれば、店の前は親子連れのにぎやかな散歩道になります。
近所のみなさんの、そんな「途中」にあるカフェです。
途中=「となか」
「さあ、中へどうぞ」の意味も込めて、
cafe tonakaと名付けました。
▷▶「ふるさと」と呼べる場所を
私たち夫婦が高崎に引っ越してきたのは6年前のことです。長男の誕生を機に、東京から妻の実家がある高崎に移住しました。
東京生まれ・東京育ちの私はそれまで、自身に「ふるさと」と呼べる場所がないことにコンプレックスを感じていました。
子どもには「ふるさと」と呼べる場所を持ってほしいと思っていたので、移住に迷いはありませんでした。
まずは妻の実家で同居するところから始まりました。
実家の前には、空き家となっていた平屋が2軒。
当初はそのうちの1軒を自分たちで改築し、私たち家族の住まいにする計画でした。
▲今はcafe tonakaになっている、かつての空き家
ところが私たちはDIYの全くの初心者。
すべてが見よう見まね。
知り合いに建築士もいません。
しかし、やってみたいという思いは強く、やる気だけはありました。
リノベーションを紹介する動画サイトやSNSをチェックしたり、地方の「これぞ!」というカフェや住宅を探しては見学に行ったりして、少しずつ知識を得ていきました。
DIYが進んでいくにつれて、次第に「ここに住む」という気持ちから「カフェにしたい」という気持ちに変わっていきました。
もともと妻はパティシェとしてケーキ屋や東京のコーヒーショップでも働いていたので、夫婦で「いつかはカフェでもやりたいね」という話はしていました。
自宅も兼ねたカフェというかたちでやってみてもおもしろいのではということになり、途中からはカフェ仕様でも改築を進めていくことになりました。
▷▶「住宅兼」からカフェに
とにかく、DIYについては素人です。
「この柱って壊していい?」「床ってどうやって貼るの?」「断熱材って?」などなど、分からないことだらけ。
もちろん設計図もありません。
現場で壊しながら想像力を膨らませたり、柱を見ながら1時間ずっと構想を練ったりなど、とても孤独な作業でした。
そんな中でも、東京などから手伝いに来てくれる友人たちの支援は心強いものがありました。
彼ら彼女らも初心者ですが、1人だとその選択肢が仮に正しくても不安なもの。
それが相談相手、話し相手がいるだけでも精神的にゆとりが出ました。
そんな友人たちの協力やコツコツと積み重ねた作業のかいもあって、2年半の歳月をかけてついに2020年9月「cafe tonaka」はオープンしました。
その時はもう妻の実家での生活も2年を迎え、居心地がとてもよくなっていたので、もはや「住居兼カフェ」ではなく「カフェ」になっていました。
はじめは「1日1~2組くらいお客さんが来てくれればいいかな」くらいで考えていましたが、カフェの横に駐車場を借りることができたということもあり、インスタグラムを通じて若いカップルからカフェ好きの方々まで幅広いお客さまが来てくださるようになりました。
そんなこんなで、ファンになっていただいた方や地元の方に支えられて、今年4年目を迎えることになりました。
▲cafe tonaka内観
▷▶地域内外をつなげる場所に
さて、残ったもう1軒の空き家。
更地にしたうえで、何か活用できるスペースにできないか考えていました。
まずは、必要だったキッチン専用の小屋を建てましたが、まだスペースは残っています。
▲カフェ完成後に残ったもう1軒の空き家(左)
▲空き家を取り壊して現在はこの広さ分が残っています
いろいろ検討するなかで、昨年末、妻がそのスペースを使って仲間たちと一緒にマルシェを開催しました。
暖かい日だったこともあり、子連れのファミリーやカフェのファンの方、地元の方々など、幅広い年代の方にお越しいただきました。
その時お越しいただいたお一人の方から、
「この地域は引っ越してくる人や単身者も多くて、なかなか地域に溶け込めない人もいる。カフェトナカはそんな人の「ヤドリギ」みたいな存在です!地域内外の人たちが一緒になれる場所です」
と言っていただきました。
その言葉でふと、「そういえば私は子どもたちの『ふるさと』を作りたいんだった…」と思い出しました。
イベントを開催したり、イベントがない日でも散歩の途中などでふらっと立ち寄れたりできるスペースにしたい。
地元の方と、単身家族でなかなか友達が作れていない方たちが出会える場所にしたい。
そこに、カフェだけではない、私たちの新たな存在意義を感じました。
▲昨年末にカフェの前のスペースを使って開催したマルシェ
そう考えたとき、現在の場所は砂利や大きな石、釘なども落ちていたりするので、このままでは危険な状態です。
芝生にすれば子どもも裸足で歩けるし、天気が良い日には青空ヨガ教室をやったり、DIY講座をやったり、夏には子ども用プールを開放したりできるのではないかと考えました。
スペースをどうにか芝生化させたいと思っています。
昨年空き家を解体し、さらに小屋も建てて、かなりの出費をしました。
しかし早く芝生化したい…。
芝生化するには時期があり、その最適な時期は4月です。
そこから根付くまで1~2カ月はかかるため早く始めるに越したことはありません。
さらに芝生化のためには土を入れ替えるところから始める必要があります。
そこで、クラウドファンディングを通じてみなさんからご支援をいただくかたちでぜひ芝生化を実現させたいと思っています!
芝生化が実現すれば、地元の方や引っ越してきた単身家族、cafe tonakaにいらっしゃるお客さんたちが融合できる憩いの場になります。
具体的には、
・青空ヨガ教室
・DIY教室
・夏祭り
・出張図書館
・夏プール
・テントサウナイベント
・マルシェ
などのイベントを定期的に開催し、そこで出会った人たちが互いにコミュニケーションを深めていただけたらと思っています。
まだよく知らない地域で生活を始めることは、孤独かもしれません。
地域のことを知りたいけれど、そういう機会がないだけのかもしれません。
たった一つのカフェができることは限られているかもしれない。
本当にわずかなスペースですが、それでも地域の人たちが笑顔になれる場所、孤独を癒す場になってくれれば、私たちはうれしいです。
私たち夫婦の思いに共感くださる方、ご支援をどうぞよろしくお願いいたします!
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cafe tonaka
address:高崎市上大類町1038
Instagram:https://www.instagram.com/cafe_tonaka/
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