こんにちは!UPQの中澤です。
土曜日の昼下がり、いかがお過ごしでしょうか?
REIKUN-Domeをもって、色々な方々に会いに行っているこちらの企画。
今回、REIKUN-Domeにエールを送り、ものづくり談義をしてくださったのは、Javasparrow株式会社のお二人です!
Javasparrow株式会社は、2015年春に私がCerevo社で商品企画・プロジェクトマネジャーとして働いていた時代を一緒に過ごしたお二人が起業した、ハードウェアスタートアップです。
Javasparrowさんの看板製品「wesign ひかりで繋がるIoT照明」
がガラス製品で、
実は、REIKUN-Domeの「ガラスドーム」をつくろうと思い立った瞬間に、お二人の顔が思い浮かんで、即電話しました。笑
年齢的にも実は同級生なので、
「どこでつくったの〜?」
「日本で試作からつくれる工場知ってる〜?」
と遠慮なく質問ぜめ…にしたのが、昨年2018年の夏のことでした。
―日本でガラスの試作も量産もとても高くて、輸送費がかかったとしてもやはり中国でつくらないとコストが合わない
―当たり前だけどプラスチックよりも公差が大きい
―端面の処理は金額かけてもきちんと処理しないと怪我につながる
と、いろいろと教えてくれました。
そして衝撃的な事実も。
「中澤さん、何より気にした方がいいのは、ニオイ。びっくりするくらい臭い場合がある。」
ニオイが酷いものは製品にできないけれど、捨てるのも勿体無い....
一生懸命食器用洗剤で1つ1つを洗って復活させよう!と頑張ったんだよ〜
と笑いながら楽しそうに話してくれました。
REIKUN-Domeの「ガラスドーム」は食品にかぶせるものなので、いっそう気を使ったほうがいいねとアドバイスもらいました。
ニオイがでるなんて思ってもなかったので、
ガラス製品の先輩に話を聞いてよかった!と思った瞬間でした。
影も形もない昨年の夏から話をきいてもらっていたお二人に、
いよいよ試作機があがったので、見ていただいたわけです。
来てもらって早々に「ガラスドーム」の試し打ちが送られてきた段ボールの開封の儀もしていただきました。笑
エアキャップでぐるぐる巻きにされ、6面を発砲スチロールに守られ、中国から空を飛んでやってきました。
外箱の段ボールはボコボコですが、1つも割れずに届きました。
試作品なので、「こういう梱包になるよね…」と言いながら、「あ、うん、臭くないね!」と。笑
ガラス製品は、どうしても製造工程上で、
小さな気泡、細かいキズ、歪みが発生するものなのですが、
検品を1つ1つしていると、どんな細かい気泡も気になってしまって…
どれもこれもNG!としたくなる…とUPQ内部でも話していたのですが、
市販のガラス製品もよく見ると、気にしていないだけで、
意外と気泡や異物が入っていたりもします。
ガラス製品を取り扱うブランドは、
「ガラス製品の“味わい”としてお楽しみください」
といったようなコメントを注意書きに添えて、一定の品質基準を満たしたものは世に出しています。
どこまでを「味わい」と捉えていただけるかの線引きは、歩留まりとの戦いになるね、
なんて話をしながら、スモークした食材も食べていただきました。
今思えば、「ものづくりの基盤」ができた後の時代に育ち、
家電メーカーに就職した私たちは、
諸先輩方が経験してきた”立ち上げの苦労”とは、無縁な毎日を過ごしていました。
ハードウェアスタートアップとして動き出してみて、
諸先輩方からみたら「何を今更こんなところで躓いているんだ」と思うような
苦労や失敗もありますが、
苦悩し、知恵をしぼって乗り越えていくこと自体も
「ものづくりの魅力」だったりするなぁと私は感じています。
生きている実感というと大袈裟なのですが。
今の時代だから直面する課題、
今の時代だからスタートアップでも乗り越えられること、
があるので、時代ごとにイチから立ち上がるメーカーがいてもよいと思います。
いつも物腰穏やかだけど、ものづくりに熱い二人と話をして、
私たちもやる気が一層増しました。
違う会社であったとしても、
ものづくりをする仲間がいて話ができるっていうのはとても刺激になります。
お二人とも、忙しい時間を割いていただきありがとうございました!
REIKUN-Domeをオープンにつくりたい!といっていなかったら
会いに行けない方々に引き続き会いに行って話をさせていただきたいと思います!
次回は、株式会社マザーハウスさんにエールをいただいてきましたので
ご紹介したいと思います。
これまでの談義の様子はこちらです。
よかったらあわせて読んでいただけたら幸いです。
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訪問① シグニティさん前編
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