人生の一割くらい役に立たないことを面白がる。
原島博と旅する『俯瞰する知』の世界

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追記:2024.9.4  
開始から2日で第一目標の100万円を達成しました!皆さまのご支援、大変感謝申し上げます。真の目標は300万円。ここから 9月30日までに 300万円達成 を目指します。ひとりでも多くの方々に「俯瞰する知」の世界をお届けできるよう尽力します。引き続き、応援、拡散など、よろしくお願い致します。

※ 活動報告に、開始3日目の原島さんの気持ちが綴られた文章をご紹介しています。:https://greenfunding.jp/lab/projects/8074/activities/36167

 


すぐに役に立たなくていい。
無理に自己啓発をしなくていい。
あなたの人生の時間を目先のことにすべてを捧げるのではなく、その一割くらいは、スケールの違う世界を俯瞰する旅をしてみませんか。
上等な暇つぶしの時間を、ともに面白がってみませんか。

このプロジェクトは、書籍
『俯瞰する知 原島博 講義録シリーズ』全10巻のシリーズ本を
より多くの人に届けるためのプロジェクトであると同時に、
“なんでも面白がれる大人” を増やすことを目的としています。

 


 

もくじ

1. 先生と呼ぶべきなのか 分からない

2. 原島博とは どんな人物?

3. 本人が本気で心配する全10巻の刊行

4. そうだ!クラウドファンディング

5. 夢が広がって「面白がる会」

6. 「俯瞰する知」とは、どんな本か?

7. ご支援の返礼品

 


 

1. 先生と呼ぶべきなのか 分からない

はじめまして。

"原島博と面白がる会"のメンバー、田村と申します。

 

原島博という人がいます。

肩書だけは東京大学名誉教授といかめしいのですが、一風変わったところがある、なんとも不思議な人物。

 

原島さんと出会って、想定外のことが起こっています。

初めて会ったのは、去年の12月12日。

原島さんの全10巻にわたる『俯瞰する知』出版のためのクラウドファンディングZoom打合せ。

私は GREEN FUNDING の担当スタッフとして、参加したにすぎませんでした。


しかし、その4日後。

私は、原島さんの個人仕事場で開かれたブレスト会に 自分の父親を連れていったのです。

いま振り返っても「よくそんなことしたな」と思うが、70歳を過ぎてなお、少年のような無邪気さと好奇心で周りを驚かす元編集者の父親と原島さんに、なにか通ずるものを感じて「ぜったいに面白くなる」と思って決行したのだと思います。

 

期待通りにブレストは盛り上がり、東大教授の肩書きを飛び出した奇想天外な活動を知るにつれ、出版以外にどんどんと話が広がっていきました。

 

一つ、エピソードを。

こちらは、原島さんの個人仕事場の机に置いてあった一枚。

何なのか聞いてみると、自分の顔写真を年代別に並べて遊んでみたと言うではありませんか。何かの講義の資料づくりでもなく、単純に「面白いからやってみた」と。


「 たしかに、自分の顔写真を年代別で一覧に並べてみたら面白そう 」

私はそう思って、その日、自宅に帰って、すぐに自分の一枚をつくってみました。
 


さらに「いろんな人の年代別 顔一覧があったら面白そう」と思い、募集サイトまで つくりました。

https://x.gd/rYW9S

 

こうしたやりとりの中で、原島さんは、このクラウドファンディングの母体となる「原島博と面白がる会」をつくり、あっという間に賛同者を100人近く集めてしまわれました。かくいう私も、GREEN FUNDINGのスタッフでありながら、「面白がる会」のメンバーとなった のです。

いまや 密かに 心の中で「 原島さんと私、どちらが目の前のことを面白がって、面白い展開を生みだせるか? 」と思っているほどです。

 

2. 原島博とは、どんな人物?

原島さんを知らない方のために、すこし原島博の紹介をさせていただきます。

・1945年 生まれの 79歳

・10歳まで、親は「この子はアーティストになる」と思っていた。そのくらい絵を描くことが大好きだった。(ちなみに当時の作品を見ると、とても子どもの絵とは思えない)

 

・10歳で反抗期。”親が期待することは絶対にしない”がモットー。勉強も親が寝てから。

・哲学や心理学に興味を持つも、それでは胃を悪くすると思い、理系を選択

・東京大学 工学部 電子工学科。数学的な情報理論を専攻

・1980年代からヒューマンコミュニケーション工学、つまり「人間と人間の間のコミュニケーションを技術の立場からサポートする」ことを専門とする。

・さらには仮想空間における人のコミュニケーションに関心を持ち、いまにつながるさまざまな研究プロジェクトを先導。

 

顔学の研究者としても知られています。

1995年には「日本顔学会」を発起人代表として設立し、顔学の構築と体系化に尽力しました。

 

2000年には、東京大学大学院情報学環・学際情報学府の発足にも関わっています。

それを機に、理系と文系、さらには科学と文化・芸術を融合した新しい学問体系の構築に関心を持ち、文化庁メディア芸術祭審査委員長・アート部門主査、グッドデザイン賞(Gマーク)審査員などもつとめました。

 

主な編著書に、次のようなものがあります。

情報理論の教科書として『情報と符号の理論』(共著、岩波講座情報科学4 1983)、『信号解析教科書』(コロナ社 2018)、情報工学関連で『感性情報学』(監修、工作舎 2004)、顔学関連で『顔学への招待』(岩波科学ライブラリー 1998)、『顔の百科事典』(編集委員長、丸善出版 2015)など。

 

 

 

 

 

3. 本人が本気で心配する全10巻の刊行

この原島さんが、約15年前に大学を定年退職した後、それまでの専門とはまったく無関係に、勝手なことを始めました。それは、外部からゲストを呼ばずに、一人で90分話すだけの個人講演会。原島塾あるいはHC塾と呼ばれています。

 


原島塾は、東日本大震災のちょうど 3ヶ月後から 毎月開催。上の写真は100回記念、福武ホールにて。
 

2024年2月に東京大学で開かれた150回記念講演会には 120人の方々が集まりました。



そしてコロナで出歩くことができなくなったときに、上等な暇つぶしに始めたのが塾の講義録の執筆。それが 『俯瞰する知 原島博講義録シリーズ』全10巻として、工作舎から刊行されることになりました。



このように本が刊行されるのはめでたいことだけど、すでに後期高齢者となって久しい原島さんは 本気で心配しています。

「これは冒険。全10巻なのでとんでもない赤字が出版社に出るかもしれない。

そして何よりもこの歳になっての新規書き下ろしの全10巻は、残された命との勝負。どうしょう。」

 

 

 

4. そうだ!クラウドファンディング

もう一つ、原島さんがハタと考え込んでしまったことがありました。

「この『俯瞰する知』は書店にケンカを売っているような本なんですよ」

出版社である工作舎の営業の方にそう言われたのです。


書店という空間は、ジャンルに分類して書棚に並べていくもの。先にジャンルが決まらないと話にならない仕組みなのだそう。

「巻1 情報の時代を見わたす」は理工の情報学の棚、と言ってもこの棚は技術書ばかり。「巻2 宇宙138億年から学ぶ」は理工の宇宙から人文の世界史まで幅広すぎて、どこに置いていいのか迷います。

『俯瞰する知』は、細分化された専門知を超えて、世界全体を見わたす「俯瞰知」を提唱していることに意味があります。

それが全10巻のこのシリーズの醍醐味。

最初からジャンル分けに反対しているのです。

 

このままでは全10巻の刊行が危ない。

書店員さんを困らせてはいけない。

でも読者には本と出会って欲しい。


そこで関係者が思いついたのが、クラウドファンディング。


「面白い」と思ったモノが拡がるSNSの特性を活かして、クラウドファンディングで盛り上げたらどうか。

このクラウドファンディングが成功すれば、書店でも売れる、という良い循環も期待できそう。

赤字の心配も、少し和らぐかもしれない。

 

 

5. 夢が広がって「面白がる会」

さらに夢が広がりました。原島さんの周りに集う人たちはこう思いました。

本を出すためだけのクラウドファンディングではもったいない。

何かわくわくすることが新たに始まることになれば面白い。

このプロジェクトの存在を知った一人一人が、なにか面白がれる種を見つけるきっかけになればいい。

クラウドファンディングを企画して、『俯瞰する知』全10巻の完結を応援するとともに、自分たちで勝手に面白がることを始めよう。そのようなファンディングにしよう。

こうして「原島博と面白がる会」が立ち上がり、私、田村もメンバーとなったのです。

私は、このプロジェクトを通じて、 “なんでも面白がれる大人” を増やしたいという野望を持っています。



「面白がる会」とはどんな会なのでしょうか。

正式名称は「原島博と面白がる会」、略称は単に「面白がる会」です。最初の仮称は「原島塾とその講義録の刊行を面白がる会」でしたが、もっと広げてもいいのではということで、「原島博と面白がる会」となりました。

なぜ、もっと広げる方向になったのでしょうか。

一人一人が自分なりの「俯瞰する知」を持つことが大切と考えると、面白がる対象を限定してしまってはもったいないと思ったからです。「何を面白がりたいか?」をメンバーひとりひとりが考えてみるところに意味があります。定期的に集まりを開いていますが、何を面白がるかは、回によって異なってもかまいません。

これまでの原島塾(HC塾)が、原島さんが一人で講義を行うスタイルであったのに対して、面白がる会は、だれかが中心人物になるのではなく、一人一人が主役で、個人の俯瞰知を各々が探究する場です。そして、それを共有してさらに発展させる場なのです。

 

6. 「俯瞰する知」とは、どんな本か?

肝心の本そのものの紹介が遅くなりました。

少しだけ全10巻の『俯瞰する知』の構成を紹介すると、まずはその俯瞰している風景が広大であることにびっくりします。

情報の時代を見わたすことから始まって、宇宙138億年の歴史。
哲学と宗教、
生老病死の人生、
科学技術、
世界と日本、
そして西と東の文化、ついでに顔の話も。
 

これまでこのような本はありませんでした。

まさに「俯瞰する知」です。

もしかしたらいまは専門に細分化されている知のあり方を変えるかもしれません。

このシリーズは原島塾(HC塾)の講義録という形をとっていますが、録音からの文字起こしは一切していないとのことです。もう一度読者の方に語りかけるつもりで、すべて新規に書き下ろしているそうです。それもあって、わかりやすい語り口で記されています。思わず引き込まれてしまいます。

これを読んだ高校の先生が、細分化された教科を学ぶ前にぜひ生徒に読ませたいと思ったそうです。目先のことに追われているビジネスマンは、ぜひこの本によって視野を広げたいと。定年後の第二の人生での学びはこの本だ。そう思われた方もおられます。

このクラウドファンディングは、『俯瞰する知 原島博講義録シリーズ』全10巻の完結を支援するとともに、これまで知らなかった自分自身の新たな可能性を発見するプロジェクトなのです。

 

なお、全10巻のうち、巻1と巻2は すでに刊行されています。

 

「巻1 情報の時代を見わたす」 2024年4月刊行
「巻2 宇宙138億年から学ぶ」 2024年6月刊行

 

試し読み

・巻1 情報の時代を見わたす:
https://www.kousakusha.co.jp/BOOK/ISBN978-4-87502-563-4.html

・巻2 宇宙138億年から学ぶ:
https://www.kousakusha.co.jp/BOOK/ISBN978-4-87502-564-1.html

 

 

7. ご支援の返礼品

◆このクラウドファンディングにご支援いただくと次の特典があります。

 

ご支援いただいたすべての方への特典

・オリジナルカードで原島のサイン入りお礼メッセージを郵送します
・感謝を込めて巻10の巻末にお名前をクレジットします
・このプロジェクトに興味を持たれた方限定で開催される「面白がる会を説明する会(ミニ講演)」対面またはZoom に招待します。「面白がる会」自体は、クラファンに関係なく、広く呼びかけてどなたでも参加できる形で開催する予定です。

 

コースによって次の特典がつけ加わります

◎ サイン入り書籍の贈呈
・『俯瞰する知 原島博講義録シリーズ』の巻1、巻2、巻3のいずれか、コースによって3巻まとめて、さらには全巻をサイン入りで贈呈します。

 ※ 巻1「情報の時代を見わたす」:2024年4月刊行、
   巻2「宇宙138億年から学ぶ」:2024年6月刊行、
   巻3「哲学と宗教をいま一度」:2024年12月刊行予定、

以降、半年ごとに刊行


◎ 特製冊子の贈呈  

・原島塾(HC塾)における講演の特製レジュメ集(非売品)を贈呈します。
塾ではその回のレジュメを1枚の俯瞰図にして配布してきました。これをまとめた冊子です。サイズはA4判。

・つぶやき集『一日一呟』(非売品)を贈呈します。
 これは原島博がツイッター(現X)で10年間つぶやいてきた最初の2年間分をまとめて冊子としたものです。サイズはA4判変形。

・原島博監修の単行本『感じる・楽しむ・創りだす 感性情報学』(工作舎刊)を贈呈します。
これは原島博が工作舎と組んだ初めての本。感性情報学の研究者20数名に取材して、研究内容を分かりやすくまとめたドキュメント。2004年の刊行ながら、いまなお示唆に富みます。A5判上製、定価 本体2800円。長らく品切れでしたが、『俯瞰する知』の刊行にあわせて復刊。

 

◎ イベントへの招待

・原島塾150回記念講演会「俯瞰知への道」のオンライン開催に、支援していただいた方限定で招待します。
2月3日に東京大学で開催された記念講演会での講演を、Zoomで再びおこないます。(2024年11月下旬の土曜15時からを予定。)

 

◆具体的なコースを金額別に紹介します。

 

1,000円〜

( このプランを選択し、1000円以上の金額をご支援いただくことも可能です。その際は決済画面で金額をご入力ください。他のプランも同様です)

・オリジナルカードで原島のサイン入りお礼メッセージを郵送します。

・感謝を込めて巻10の巻末にお名前をクレジットします。(ご希望の方のみ)

・「面白がる会を説明する会(ミニ講演)」対面またはZoom に招待します。
「面白がる会」自体は、クラファンに関係なく、広く呼びかけてどなたでも参加できる形で開催しています。

 

5,000円〜

( このプランを選択し、5000円以上の金額をご支援いただくことも可能です。その際は決済画面で金額をご入力ください。他のプランも同様です )

1,000円コースの特典に加えて

・原島塾150回記念講演会「俯瞰知への道」のオンライン開催に招待します。
 ※11月下旬の土曜15時から開催予定です。

 

10,000円 

5,000円コースの特典に加えて

・原島塾における講演の特製レジュメ集を贈呈します。
 (1万円以上のコースの特典でお勧めです。講義録の要約にもなっています)

・『俯瞰する知』の巻1、巻2、巻3の【 いずれか1冊 】をサイン入りで贈呈します。

 

30,000円

5,000円コースの特典に加えて

・『俯瞰する知』の巻1、巻2、巻3を、【 3冊まとめて 】サイン入りで贈呈します。

・原島塾における講演の特製レジュメ集を贈呈します。

 

50,000円

30,000円コースの特典に加えて

・つぶやき集『一日一呟』(非売品)を贈呈します。
・原島監修の単行本『感じる・楽しむ・創りだす 感性情報学』(工作舎刊)を贈呈します。

 

100,000円

50,000円コースの特典に加えて

・『俯瞰する知』の全巻をサイン入りで贈呈します。
 ※未刊の巻は、刊行次第順次発送します。半年ごとの刊行を予定しています。

 

100,000円〜

( 100,000円を超えてご支援いただけるときは、決済画面で金額をご入力ください )

・個別に相談にのる特別コースです。個人に加えて企業・法人の寄付も受け付けます。原島への講演依頼(遠方の場合は交通費・宿泊費別)も可能です。

 


 

支援操作が分からない場合は、こちらをご覧ください。

 


 

 

 

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