ただいま絶賛クラウドファンディング中の『綺譚花物語』(原作:楊双子、作画:星期一回収日)を中心に、台湾漫画や台湾の百合漫画について、本プロジェクト発起人の黒木夏兒さんと、世界の漫画に幅広く関心をお持ちで、台湾も何度か訪れている明治大学国際日本学部教授・藤本由香里さんにお話をうかがいます。台湾漫画と日本漫画のつながりや社会背景、そして台湾と日本の百合漫画について、たっぷりと語っていただきます。
タイトル:『綺譚花物語』から知る台湾百合漫画の世界
日時:11月2日(火)20時~22時
出演:藤本由香里(評論家/明治大学国際日本学部教授)
黒木夏兒(翻訳家/『綺譚花物語』翻訳出版プロジェクト発起人)
進行:原正人(サウザンコミックス編集主幹)
会場:Zoomによるオンライン開催
参加費:無料
お申し込み方法:参加ご希望の方はサウザンブックス(info@thousandsofbooks.jp)までメールにてお申し込みください。
※イベントでは質疑応答の時間もございます。台湾や日本の漫画についてや、本プロジェクトに関する内容でご質問がある方は事前に下記アドレスまでお寄せくださいませ。info@thousandsofbooks.jp
藤本由香里(ふじもとゆかり)
明治大学国際日本学部教授。専門は「ジェンダーと表象」と「漫画文化論」。07年まで筑摩書房で上野千鶴子氏の著作などジェンダー系の問題を扱う編集者として働くかたわら、コミック・セクシュアリティなどを中心に評論活動を行う。もともとは少女マンガが専門だが、最近ではマンガの国際比較や海外市場調査なども行っている。近年のテーマは、BL等の表現の国際的な広がりと各国の現実のLGBTとの関係。代表的な著書に『私の居場所はどこにあるの?』(学陽書房/朝日文庫)、『少女まんが魂』(白泉社)など。編集した本に、リリアン・フェダマン『レスビアンの歴史』(筑摩書房)がある。
黒木夏兒(くろきなつこ)
初の台湾旅行で一目惚れした台湾BL小説『ロスト・コントロール~虚無仮説~』の翻訳企画を持ち込み、2013年にフロンティアワークスから翻訳者デビュー。2014年からは同一作者の『示見の眼』シリーズを電子書籍で日本に公式展開している。2016年に台湾映画「太陽の子」字幕翻訳を担当。2019年、翻訳を長年希望していた台湾漫画『北城百畫帖~カフェーヒャッガドウ~第一巻』がデジタルカタパルトから刊行(第二巻も待機中)。同年、サウザンブックス社から刊行の『書店本事 台湾書店主43のストーリー』翻訳に参加。2021年、五月書房新社から刊行の『緑の牢獄 沖縄西表炭坑に眠る台湾の記憶』を翻訳。映画「緑の牢獄」の字幕翻訳及びパンフレットの編集も行う。
ブログ:http://www.suijintei.com/
Facebook:プロジェクト・たいわにっく