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マンガで学ぶペタンクの文化と魅力
フランス発の学習マンガ『ペタンクの歴史・仮』を翻訳出版したい!

発起人からのご挨拶

みなさんはじめまして発起人の三宅雅之です。クラウドファンディングが始まってまだ10日余りですが、支援者が60人を超え、達成率も25%を超えています。皆様の御支援に心より感謝します。

1996年にフランスで出版されたペタンク学習まんが『PASSION…PÉTANQUE』を日本語に翻訳して出版しようというのがこのクラウドファンディングの目的です。

『PASSION…PÉTANQUE』はペタンクの歴史と文化を世界中の多くの人に知ってもらうためにフランスペタンク連盟FFPJPの全面的バックアップで制作されました。バンド・デシネ(フランス風の漫画)という表現を通じて、わかり易く楽しい本になっています。

20年以上昔に出版されたこの本に私が出会ったのは1年半ほど前のことでした。
私にペタンクの手ほどきをしてくれた先輩のF女史がこの本を私にプレゼントしてくれたのです。
彼女は日本のペタンクの草分け的な人で、全日本選手権も優勝し、1990年代に何度もフランスに行き現地の大会に出場した人でした。

”昔フランスで勧められてこの本を買ったけど、読まないで本棚に眠っていたから貴方にあげるわ。貴方は趣味でフランス語を勉強してるから読めるでしょう。”

彼女はそう言って青い表紙のフランス漫画の本『PASSION…PÉTANQUE』を私に手渡してくれました。

私は本を頂いた御礼に、毎週1頁づつコピーし翻訳を書き込んでF女史に渡しました。
その時のF女史の嬉しそうな顔は今でも忘れません。

”へえー、こんな事が書いてあったんだ!”

と驚いたように目を輝かせてコピーに見入る姿に触発されて、私はそれから毎週翻訳を続け、その本を読み込んでいきました。

ペタンクは今の姿になって100年以上の歴史があります。
日本に入ってきたのは50年ぐらい前でしょうか。
鉄の玉を転がしてビュットと呼ばれる小球に近づけるだけの単純なゲームは、誰でもすぐに始められ、日本でもある程度の広がりを見せました。
しかしフランス本国から伝わったのはゲームの道具とルールのみで、その背景にある歴史や文化、有名なプレイヤー達の活躍や逸話などは殆ど伝わってこなかったのです。

だから、私はペタンクをしていても何か物足りない、薄っぺらな感じがしていました。

子供の頃の野球やサッカーでは、いつも憧れの選手のプレーを自分に重ねてイメージしたものです。

しかしペタンクにはそんな夢が広がる素地がありませんでした。スタジアムの観客を熱狂させた歴史的試合も、語り伝えられる伝説のプレイヤー達の逸話も、私達は知らないのですから。

きっとF女史もそんな不満を持っていたに違いありません。

彼女がこの本の翻訳を読んで目を輝かせたのは、長年日本のペタンク界に伝わってこなかった歴史や文化、つまりプレイヤーの夢を育む部分が、この本に盛り込まれていたからだと思います。

たしかにこの本は学習まんがであり、スーパースターの活躍するドラマティックな展開はありません。漫画の絵もコマ割りも温もりはあるが素朴な感じのものです。
しかし、淡々と描かれたペタンクの歴史や文化は、ペタンクに夢を抱く多くの日本のプレイヤーにとって長年の渇望を癒やす最高のドラマになるのではないでしょうか。

ペタンクをしている人は私と同じ高齢者が多いようです。
彼らは仕事をリタイヤしてペタンクを始め、その魅力に取り憑かれた人達です。
私が見たいのは、彼らがこの本を手に取り目を輝かせる姿なのです。

 

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2022/09/13 14:41