今回は第4回の活動報告になります。発起人の三宅雅之です。
クラファンがスタートして1ヶ月余りが過ぎ、支援者は120人を超え、達成率も50%を超えました。
皆様の御支援に感謝します。
『ペタンクの歴史』(原題PASSION…PETANQUE)の翻訳出版は多くの人に支えられて今に至っています。
今回お話したいのは世界的なペタンク用品メーカーOBUT社の日本総代理店であるクプレCouplay社とその代表であり日本を代表するペタンクプレイヤーのパスカル・ブルゴスPascal Burgos氏です。
パスカル・ブルゴス氏からこの翻訳出版について応援メッセージが届いていますので
ご紹介します。
Après plus de 50 ans de pétanque au Japon, voilà enfin une belle action permettant une nouvelle approche de l’activité !
Les japonais étant friands de BD, il faut espérer que celle de passion… pétanque, attire d’avantage de fans dans notre sport!
Cette belle histoire de la pétanque racontée par des célébrités françaises, dont le président actuel de la FIPJP, Claude Azema, est un hommage à un nombre considérable de champions ayant révolutionné ce sport.
Cet ouvrage devrait servir de référence dans certains pays, notamment le Japon, pour fédérer au mieux le sport pétanque et donner l’espoir à leurs adhérents d’une amélioration dans l’organisation générale, et un certain plaisir de s’y adonner!
Et pour les joueurs à qui on a raconté que la pétanque était un nouveau sport inventé par les japonais, ce que j’ai pu entendre lors de mes débuts en pétanque au Japon, en 1993, n’hésitez pas à vous procurer ce livre qui vous dévoile sa vraie origine.
日本にペタンクが伝えられてから50年以上の時が過ぎ、ここに新たな道が開かれようとしています!
ペタンクの歴史(原題PASSION…PETANQUE)は、漫画好きな日本の人々にペタンクの楽しさをこれまで以上に伝えるでしょう!
国際ペタンク連盟FIPJPの現会長クロード・アゼマ氏や有名人達の語る素敵な物語は、ペタンクを変革してきた数多くの名選手達に捧げられるオマージュなのです。
この作品はペタンク競技のための望ましい団体を組織するために、とりわけ日本のような国々で、良い参考となるでしょう。
そして団体の会員達に向けて、組織を改善し、ペタンクを純粋に楽しめる希望を与えると思います。
私が日本でペタンクをプレーし始めた1993年当時、ペタンクは日本人が発明した新しいスポーツだと教えている人々がいました。
そう教わった人は迷わずにこの本を読んで下さい。ペタンクの本当の起源が明らかになるでしょう。
(三宅雅之訳)
パスカル・ブルゴス氏は兵庫県西宮市でペタンクショップ “クプレCouplay” を経営している日本在住のフランス人です。
クプレはフランスのブールメーカーOBUT社の日本総代理店であり、ペタンクプレイヤーなら誰もが知ってる有名な店です。
ペタンクショップ “クプレCouplay”
ネットを通じてペタンク関連の製品を販売する他、各地の大会に出店したり、ペタンクのイベントを開催してペタンクの普及や選手の指導などにも積極的に取り組んでいます。
(ブルゴス氏というか、普段のようにパスカルと呼ばせていただきたいのですが、)
またパスカルは日本を代表するペタンクのプレイヤーでもあります。
私の住む岐阜の大会で何度も優勝し、そこでの出会いから私達はメールを交わす友人になりました。
私は今年の5月からフランスに滞在し本書の翻訳を進める傍ら、日本とフランスのペタンクの繋がりを調べていました。
南仏マルセイユで毎年開催される世界最大のペタンク大会 “ラ・マルセイエーズ大会Mondial La Marseillaise à pétanque” の古い動画を見ていたとき、1993年の決勝戦にブルゴスという選手が現れたのです。
ひょっとしてと思い、パスカルにこのことを問い合わせたところ、それは彼の父親クロード・ブルゴス氏でした。
クロード・ブルゴスClaude Burgos氏は1993年のラ・マルセイエーズ大会の優勝者です。
また、ご子息のパスカルも後年ラ・マルセイエーズ大会に出場し、8回戦まで進出しました。
いずれも日本のペタンク界に関わる素晴らしい成績です。
こんな縁から、パスカルは本書の翻訳出版に賛成してくれ、援助もしてくれています。
現在、クプレ社から発送される商品には本書のチラシが同封されていますし、
彼が出場する大会では、彼自身が本書のチラシを配り、クラウドファンディングの支援を呼びかけてくれています。
大会で彼に出会うと “ボンジュール、元気?Bonjour, ça va? ” と気軽に声をかけてくれるでしょう。
ペタンクに国境はありません。彼はペタンクを通じてその事を私達に伝えてくれています。
パスカルの素晴らしいプレーにみんなが拍手する時、
敵も味方もなく、
私達は同じペタンクールとして一つに結ばれるのです。
彼はまさに自由と合理性を尊ぶフランス精神の持ち主であり、それがためか日本の一部には彼を誤解する向きもあるようです。
しかし、自由と合理性はペタンクの精神でもあり、彼は単身恐れることなく本物のペタンクを日本に伝えようとしている”伝道者”だと私は思います。