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トランスジェンダーの二人がオープンに語る
韓国発のコミックエッセイを翻訳出版したい!

ケニアLGBTQIA難民サポートに取り組む、植田祐介さんから応援メッセージ!

こんにちは、サウザンブックスPRIDE叢書です。
韓国・西江大学史学科卒で、現在は、ケニアLGBTQIA難民サポートに取り組む、植田祐介さんから応援メッセージが届きました!
 


韓国にピョン・ヒスという女性がいました。
彼女の夢は軍人になること。
高校卒業後に試験に合格し下士官として勤めるようになりました。
そして、生まれ持った男性の体を女性の心に合わせる手術を受けました。
同僚や上官に応援してもらって。
しかし、軍の上層部は理解を示さず、彼女を辞めさせる決定を下しました。
軍に戻れるように彼女は裁判を起こしました。
人権擁護機関は軍に復帰させるように勧告を下しました。
それでも、軍は受け入れを拒否。
彼女は自宅に引きこもるようになり、自ら人生の幕を下ろしてしまいました。
子どもの頃からの夢だった軍人になってちょうど4年になる直前のことでした。

韓国の人権擁護機関の国家人権委員会は2021年2月に「トランスヘイト、差別実態調査」の結果を発表しました。65.3%が差別を受けたことがあり、ほぼ100%の人がSNSでヘイトスピーチを目にしたことがあると答えました。ピョンさんもネットで誹謗中傷にさらされていたといいます。

日本でもトランス差別が深刻化しつつあります。トランス当事者に投げつけられる誹謗中傷の多くが偏見に基づいたものです。この本がそんな偏見を減らし、トランスヘイトのない世の中を作るのに一助することを願ってやみません。


植田祐介
韓国語翻訳者、1974年大阪生まれ、韓国・西江大学史学科卒、ケニアFHIファンドレイジング担当。X
 

2024/03/28 13:42