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世の「さだめ」を問い直す
もうひとつの「マハーバーラタ」の物語
『Ajaya』を翻訳出版したい!

装画を担当いただくイラストレーターの江川あきらさんからコメント届きました!

<発起人から>装画をイラストレーターさんに新規でお願いできるなら江川あきらさんがいいな……とずっと思っていました。江川さんの鮮やかな色遣い、そして人物が画面から出てきそうに思えるほどの迫力。鋭い表情が持ち味ですが、穏やかな表情からも込められた感情が伝わってくるイラストに魅了されたのです。

カルナとアルジュナ:マハーバーラタの英雄譚を読む』カバーが決め手でした。友人を通じてお声がけしたところ、まさかのご快諾! 熱意を持って本プロジェクトに関わってくださっています。

装画がとても楽しみですし、リターンの栞が江川さんの装画から切り出したイラストになるのも楽しみです。今後の情報を期待してお待ちください。

 


 

この度は『Ajaya』クラウドファンディングプロジェクトにご関心をお寄せいただき、誠にありがとうございます。

イラストレーターの江川あきらと申します。

 

私は主にコミックアートのジャンルから、トレーディングカードゲームやソーシャルゲームのイラストを描かせて頂く事が多く、バトルアクションや神々しい迫力を追い求めながら、見る人の心に「かっこいい!」と感じてもらえる作品づくりを心掛けております。

しかし、実際「かっこよさ」とは漠然とした感覚で、様々な答えを今なお探し続けているのが現実です。

 

そんな私にとって、マハーバーラタの英雄カルナとの出会いは大きな力を与えてくれました。

突如として光をもたらした堂々と太陽のごとく輝く生き様。それはイラストレーターを本格的に目指していた頃の私の心に火を灯すように、太古から在り続ける「かっこよさ」の真髄を様々に見せてくれたのです。

 

数千の時を超えてもなお今も宇宙のように生き続け、多様に語り継がれ常に変化し、覗き込む人自身を映し出す鏡のような物語であるマハーバーラタ。その中に星のように浮かぶカルナの物語をもっと知りたいと、関連する事物を自分なりに興味が惹かれるまま探求しました。

そして芸術、文化、天文学、科学や哲学…と、様々な書籍やコンテンツに触れ私の視野を大きく広げる機会を与えてくれたと同時に、私自身も彼らの生き様を絵に描き出し、また誰かの心に火を灯す瞬間を生み出したいという憧れを持つようになったのです。

 

今回、個人的にも待ち望んでいた『Ajaya』日本語版プロジェクトが始動し、さらに恐れ多くもその装画を担当させて頂けることは、まさに憧れが現実となった瞬間です。この喜びは言葉に尽くせません。大変光栄に感じております。

 

 

さて、そんな喜びにあふれる一方で、お恥ずかしながら私は英語が得意ではなく、『Ajaya』はほんの一部しか読み解くことができていません。それでも特に印象に残っているのは、大きな夢と現実との狭間で戦うリアルで等身大の少年カルナの姿。

マンゴー色の雲の高さ、やけに澄んだ井戸の水、生暖かく葉がこすれる音、乾いたサトウキビのベット、錆浅葱に響くカラスの羽…

神々が雲の隙間から見下ろしたような美しい存在ではなく、泥の香る大地に立つひとりの少年の偉大な夢を追う葛藤が、強く私の心に刻まれています。

 

現実的な空気の広がりを目の前に感じる描写の中に、決してはじめから偉大な戦士として在ったわけではなく、無垢なたどたどしさに煌めきを放つカルナの名を持った少年が、どのような旅を巡り、また太陽のようへと至るのか…

物語の結末には”死"が迎え待つことは変わりませんが、『Ajaya』の視点で切り開かれる様々な人物たちの苦難に抗う姿が、人の心を動かす「かっこよさ」へと成り、明日を強く生きる力を与えてくれる事に、いちファンとしても期待を抱いております。

 

…そんな思いを馳せてみれば、ついつい様々な風合い、色、人物や情景を浮かべてしまい、たった一枚の絵に、本作の日本語版メインビジュアルとして『Ajaya』世界に息づく魂をどう刻むかは実に悩ましいものです。

 

プロジェクトに携わる方々のお力をお借りさせて頂きながらどのような絵が理想的かをじっくりと検討し、多くの皆様が待ち望まれている本書へのお手伝いとして、誰かの心に火を灯せる絵となるよう、

自分なりに追い求めている「かっこよさ」を熱力をもって描かせて頂こうと思います。

 

そして私自身も全編を日本語で拝読できる事を楽しみに、

クラウドファンディングのご成功を心より応援しております!

 

 

イラストレーター 江川あきら

2Dデザイナー・3Dモデラーとしてコンシューマーゲーム開発会社に勤務した後、フリーランスとして独立。トレーディングカードゲームやソーシャルゲームなどのイラスト制作やキャラクターデザイン、イラスト技法書執筆などを手掛ける。赤を基調とした重厚かつエッジの効いた独自な作風を得意とする。

http://revxakira.starfree.jp/

 

勉誠出版株式会社様 "カルナとアルジュナ 『マハーバーラタ』の英雄譚を読む"『カルナ』 表紙イラスト制作

 

TYPE-MOON様/株式会社アニプレックス様/株式会社ラセングル様 Fate/Grand Order 概念礼装・グッズイラスト制作

 

株式会社マイナビ出版様/株式会社レミック様 "イラストに馴染む 質感の極意" イラスト技法書執筆 など

 

 


 

制作体制が整ってきておりますが、クラファン達成しないことには本が作れません! 残り120万円ほど!!

 

 

 

 

 

2024/10/01 12:13