image

ドアの先には魔法の世界が待っている
イギリスの独立系書店を巡る旅
『Bookshop Tours of Britain(英国本屋めぐり)』を翻訳出版したい!

image

おかげさまでプロジェクト達成し、期限がきましたので募集を終了しました。みなさまからのご支援心より感謝申し上げます。
『英国本屋めぐり』はサウザンブックスのECショップ、全国の書店、ネット書店で販売中。

書名: 英国本屋めぐり 本と本を愛する人に出会う旅
作:ルイーズ・ボランド
訳:ユウコ・ペリー
発行年:2023年9月
仕様:B5変形判/並製本/304ページ/4色
ジャンル:単行本・実用・海外旅行
ISBN:978-4-909125-43-9

活動報告のページでも本の制作の様子をお知らせしますので、合わせてごらんください。

 


 

クラウドファンディング参加特典

「書籍1冊コース」以上の参加者全員に、
英国本屋めぐりをより楽しむためのオリジナルZINE(小冊子・非売品)をプレゼント!!

イラスト協力:漫画家・もとなおこさん(@moto_n)、イラストレーター・緋田すだちさん(@hd_sdt)

 

ユニークなサービス、個性的な品揃え
イギリスの独立系書店をめぐる旅

本屋を旅する――

それはイギリスの「最高」を見て回ること

「イギリスの書店はいつも美しい土地の中心に建っている!」と常々感じ、本屋を愛してやまない作者ルイーズ・ボランドが、独立系書店を軸にイギリスじゅうを旅する本屋めぐりのツアーガイド/紀行文です。

各章には魅力的な本屋とその周辺の美しい風景写真が豊富に掲載されていて、ユニークな経営や品ぞろえ、イベントや独自のサービスなどで個性が光るイギリスの独立系書店がイギリスの魅力と共に紹介されています。

(本文p68,p138,p261より)

全部で18の地域を巡る各ツアーでは、ロンドンはもちろん、ジェーン・オースティンのバース、産業革命の遺産が残るマンチェスターやリバプール、ブロンテ姉妹のヨークシャー、スコッチウイスキーで有名なスコットランド、世界的に知られる古本の町ヘイ・オン・ワイがあるウェールズなど、本屋を基点にイギリス中を巡っていきます。

 ウェールズのこのエリアに行くと、個人的にはちょっとドキドキの冒険になることが多い。
 私はワイ川でカヤックをしたこともあるし、スラヌーティッド・ウェルズで馬を追いかけて走り、森の中をマウンテンバイクで駆け抜け、ブレコンビーコンの峰々を歩いたりもした。
 そういうわけで、あなたが冒険好きでビショ濡れになることもまったく気にしないのであれば、今回がぴったりの本屋巡りツアーになるはず!
  ――「ブレコンビーコンズ、シュロップシャー&モルヴェンヒルズツアー 
  ~ハイキング、サイクリング、ランニング」の章より

 

登場する書店は320軒以上! 発起人の厳選10書店をご紹介

 

1 お茶とケーキを楽しみながら「読書セラピスト」とお話すると、あなただけの推薦書リストができあがる〜ミスターBのエンポリアム(Mr B’s Emporium)

2 古書店街で町おこし。小さな田舎町に個性的な古書店がひしめく本の町、ヘイ・オン・ワイ〜リチャード・ブースのブックショップ〜(Richard Booth’s Bookshop)

3 住人たちが株主になって作った本屋!トールキンとC.S.ルイスがウォーキングを楽しんだ丘のふもとに立つ〜モルヴェン・ブックコーポラティブ(Malvern Book Cooperative)

4 店内が本、本、本で埋め尽くされた、本に埋もれて暮らしたいブックラバーには堪らない〜スカーシン・ブックス(Scarthin Books)

5 ユネスコ世界遺産に指定されている元世界最大の織物工場の中にある本屋〜ソルツミル(Salts Mill)

6 黒人・アジア人コミュニティの歴史からLGBTQ+、社会主義、アナキズム、市民権運動などの書籍が豊富な「急進的」本屋〜ニュース・フロム・ノーウェア(News from Nowhere)。

7 無料のお茶とビスケットのサービスでいつまでも長居できそう〜トッピングカンパニー&ブックセラーズ(Topping company & Booksellers)

8 運河に浮かぶボートが本屋さん!ロンドンのリージェンツ運河にある水上の美しい本屋〜ワード・オン・ザ・ウォーター(Word on the Water)

9 重厚な木製ドアを開けるとベルがチリンと鳴って出迎えてくれる、物語に出てくるような可愛らしい本屋〜P&Gウェルズ(P&G Wells)

10 看板犬ならぬ看板ニワトリが店内を歩く(こともある)!?〜マッチ・アドゥ・ブックス(Much Ado Books)

 


書名:The Bookshop Tours of Britain(英国本屋めぐり)
著:Louise Boland(ルイーズ・ボランド)
発行国:イギリス
ジャンル:ガイド/紀行本
ISBN:978-19-12054-47-3

著:Louise Boland(ルイーズ・ボランド)
ライター&出版者で、文芸出版社Fairlight Booksを立ち上げた後にイギリス国内の本屋巡りの旅を始めた自称「本屋の擁護者」。新進気鋭の作家の作品を出版するために自ら設立したFairlight Booksは、作家のクオリティとオリジナリティを前面に出した美しい本をつくることをモットーとしている。
Twitter:LouiseBoland @FairlightLouise

 

【本書目次】

・はじめに

・南西イングランド海岸沿いツアー ~本、ビーチ、ピラティス

・バース&ブリストルツアー ~白亜の丘陵、時代衣装、ジョージ王朝の人々

・オックスフォード&コッツウォルズツアー ~歴史ある書店、アンティークハント、パブ

・まだまだあります、独立系書店一覧

・ウェールズ南部の海岸沿いツアー ~海岸と城と星

・ブレコンビーコンズ、シュロップシャー&モルヴェンヒルズツアー ~ハイキング、サイクリング、ランニング

・北ウェールズとスノードニアツアー ~山々、砂、星空観察

・ピークディストリクトツアー ~丘、古い家々、お屋敷

・イングランドの産業中心地ツアー1 ~繊維工場、鉱山、ブロンテ姉妹の故郷

・イングランドの産業中心地ツアー2 ~コミュニティ、歴史、アート

・ヨークシャーデールズツアー ~ハイキング、お茶とケーキ

・イングランド北西部ツアー ~湖、山々、詩人たち

・スコットランドツアー ~文化の街、風光明媚なハイランド、ウイスキー街道

・スコティッシュ・ボーダーズ ~本と歴史的邸宅

・大型チェーン店 店舗一覧

・イングランド北東部ツアー ~歴史的建造物、グルメ料理、ドラキュラ

・ノーフォーク&サフォーク海岸沿いツアー ~チドリセイタカシギ、オナガムシクイ、サヨナキドリ

・ロンドンツアー ~本屋界のアイコン、かつてロンドンを構成していた村々の名残、コミュニティ

・白亜の断崖サウスダウンズツアー ~アンティーク、ジェーン・オースティン、小石のビーチ

 

イラスト マップ

各章に可愛らしいイラストマップがあり、旅の計画づくりをさらに楽しいものにしてくれます。 

 

旅に役立つウェブサイト情報

作家にゆかりの施設や自然公園、ハイキングコースなど観光情報ウェブサイトが各ツアーごとにまとめられています。

ツアー掲載書店リスト

各章ごとにツアー登場順で掲載書店がウェブサイトや住所を添えてリストアップされているので、旅に合わせて書店の開店時間やイベント情報をチェックするのに便利!

 

 


今だから読みたい!世の中にはまだまだ見るべきものがある
(発起人・翻訳: ユウコ・ペリーより)

これまで何度となく…本屋を訪れることで私は元気づけられ、世の中には素敵なものがあると思い出すことができた。
――ヴィンセント・ファン・ゴッホ


上のゴッホの言葉は、本書『The Bookshop Tours of Britain』のイントロダクション冒頭で引用されているものです。
この本が発売されたのは2020年10月で、世界各国で外出制限を設けたりワクチン開発が急がれていました。私がクリスマスイブにこの本を家族にプレゼントしてもらって読み始めた時はイギリスがふたたびロックダウンに入る頃で、この本屋さんに行きたい、ここも行きたいと思っても実店舗は全て閉まっていたのでした。
「そうそう旅行も行けないのにガイドエッセイ本なんて」と思われる方もいるかもしれません。けれど、ずっと散歩程度のごく限られた外出のみで過ごしてきた私を「ここではないどこか」へ次々連れて行ってくれたのはこの本でした。
ゴッホが本屋に元気をもらって世界に素敵なものがあるのを思い出したように、この本はユニークで宝石のようにキラキラした美しい本屋、外からみれば小さいのに中に入れば好奇心がはちきれそうなほどいっぱい詰まった、ドクターフーのターディスみたいな本屋を紹介して、読む人の心を満たしてくれます。今、けして気軽に旅行をすることができない中でも、世の中にまだまだ素敵で見るべきものがある、と知ることは何て幸せなことでしょう。それを伝える本の一つである本書を、ぜひ日本語で送り出してさらに多くの人にこの気持ちを味わってもらいたいと考えています。
 


ユウコ・ペリー

北海道大学文学部卒、京都大学大学院修士課程修了、英国カーディフ大学修士課程修了。2006年からイギリス在住。2012年からフリーランスの翻訳者として仕事を始め、実務翻訳の他、イギリス現地取材の同行、資料翻訳なども行っている。C.S.ルイスがナルニア物語の『ライオンと魔女』に登場するランプポストのアイデアを得たヴィクトリア時代のガス灯がある街に暮らし、物語に登場するごはんを実際に作って楽しむのが趣味。
写真は本書に掲載されている書店「Malvern Book Cooperative」の前にて

 


サウザンブックスと支援金の使途について

サウザンブックスは、言葉や文化の壁を越え、読者の心に響く1冊をクラウドファンディングを活用して翻訳出版しています。クラウドファンディングを活用する理由の1つには、翻訳出版には、原書の版権取得費用や出版エージェント手数料などが必要で、日本語の本を出版するよりも制作費がかかり、そのため、売れ筋のタイトル以外は発行しにくいという状況があるためです。このプロジェクトの支援金については、「版権購入費」「出版エージェント費用」「翻訳費」「編集・デザイン・DTP費」「印刷・製本費」「発送・流通・宣伝費」など、本の制作からお届けにかかる費用に使用させていただきます。

 

PERSONAL RECOMMEND あなたへのおすすめプロジェクト