image

ドアの先には魔法の世界が待っている
イギリスの独立系書店を巡る旅
『Bookshop Tours of Britain(英国本屋めぐり)』を翻訳出版したい!

漫画家 もとなおこさんから応援メッセージ&イラストが届きました

 本の海外通販が気軽ではなかった1990年代、英国の町や村で、たくさんの個性あふれる書店と出会いました。
 まだ大手チェーン書店が地方には少なかった時代。ロンドンではみつけられない本と出会えることも多く、そしてなによりも、可愛い古い建物の、ちょっとギシギシ音を立てるドアを開くと、そこにはアリスやピーターラビットの時代そのままではないか? というような、魔法空間に満ちた世界が広がっていました。
 小さな間口なのに、奥はどこまであるの? というほど深い書店や、狭い階段を上がったり降りたり、えっといま私は地上階にいるの? それとも地下だっけ? さっきまで一緒にいた友達の姿が見えないけど、いったいどこに消えたの? なんて本屋さんもありました。

 かわいいカゴに入った絵本を手に取ると、1970年代のマザーグース本。でもユーズドの古書ではありません。いつからこの書店にいたのかしら? ちょっと色あせているけれど、さあ一緒に日本へ帰ろうね。そんな楽しい出会いもありました。


 この写真は、ソールズベリーの書店。1995年ごろに撮影したものです。
 この書店には実は中には入っていません。時間がなくて書店探検ができなかったのです。

 残念なことに現在ではレストランになってしまったそうなのです。どうしてあのとき、無理をしてでも入っておかなかったのかと悔やまれます。 
 個性あふれる書店だけが見せてくれる魔法を、うっかり体験しそこねたのです。

 内部はきっとこんな感じだったのでは? と想像して描いてみました。
 コッツウォルズで出会った、どこまで奥があるんだろう? という書店の記憶を頼りに描いたものです。
 きっと地下もあるだろうな。本棚の奥に現れるせまい階段は、屋根裏に続き、そこにも本が……

 


 英国にはまだまだ、たくさんの、個性あふれる独立系書店があるそうです。
 地域ごとの特性があったり、歴史を感じたりできる、英国の独立系書店を、日本にいながらにして味わえる『Bookshop Tours of Britain(英国本屋めぐり)』の出版実現を、心から待ち望んでいます。
 あなたも一緒に、英国の魔法書店に出会ってみませんか?


もとなおこ

漫画家。
「ガーフレット寮の羊たち」「アンと教授の歴史時計」「天使がのぞきみー英国貴族と領民たちのひみつー」など、英国の時代物を多く執筆。
Twitter:https://twitter.com/moto_n
Webサイト: http://moto-naoko.com

 


達成率三分の一を超えました!!
残り27日間。引き続き情報拡散等へのお力添え、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

2022/05/24 16:59