京都ドーナッツクラブの二宮大輔です。去る3月26日、大阪の梅田Lateralにてトークショー『チルコロ・ブック・トーク♯2 〜「エッセイ漫画、古今東西」〜』が盛況のうちに終了しました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
これまでにもトークショーをいろんな場所で企画してきた京都ドーナッツクラブですが、今回は『アルマジロの予言』翻訳出版クラウドファンディング挑戦中ということで、著者ゼロカルカーレとも関りが深い「エッセイ漫画」をテーマに設定させてもらいました。
トークショーの前にまずは乾杯。登壇者のドーナッツクラブメンバー野村雅夫、有北雅彦、二宮大輔がそれぞれの漫画遍歴とともに自己紹介をした後、それぞれおすすめのエッセイ漫画を紹介。
野村は水木しげる『のんのんばあとオレ』、矢部太郎『大家さんと僕』、高妍『隙間』。有北は清野とおる『壇蜜』、福満しげゆき『うちの妻ってどうでしょう?』、大竹サラ『地球道草アンダンテ』。現役で週刊少年ジャンプを購読し続けている漫画好き有北は情熱がほとばしったのか、他にもたくさん紹介してくれました。そして二宮は小林潤奈『小林一家は今日も「ま、いっか!」』、寺田燿児『DRAMATIC』、イゴルト『イタリア人漫画家のマンガ帝国探訪記』を紹介。と、こうして好き勝手にエッセイ漫画を並べてみると、何を持ってエッセイ漫画と定義するのか?という疑問が湧いてくるという話でも盛り上がりました。
そしてモーニングで連載経験を持つイタリアの漫画家イゴルトの紹介とともに、世界の、特にイタリアの漫画界の話に移行。イタリアでは西部劇『TEX』や怪盗もの『Diabolik』など、雑誌のように売店で購入できる長寿漫画が単行本で多数刊行されています。
そんななか2000年代に入ると、個性的でローカル色の強い漫画家が新たにヒットを飛ばしはじめます。その代表格がゼロカルカーレ。彼の特徴は何といっても脳内フレンドのアルマジロの存在です。デビュー作『アルマジロの予言』で登場するアルマジロとの言葉の掛け合いは、自分の隠された感情や思考をユーモラスに言語化する「エッセイ漫画家」ゼロカルカーレの根幹であり、彼の2作目以降の作品にも受け継がれていきます。
というわけで、アルマジロの初登場シーンなどを見てもらいつつ、実際に何ページか、『アルマジロの予言』をお披露目。要するに、エッセイ漫画とは、著者自身を主人公にしつつ、自分の身の回りを語る作品……でもいろいろあるよね!という京都ドーナッツクラブ代表野村雅夫のまとめでした。個人的にはたくさんの人に実際にゼロカルカーレの作品を目にしてもらって感無量な夜でした……。
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もちろんこれで満足するわけにはいきません。『アルマジロの予言』の日本語版を実現し、より多くの人に読んでもらいたいのです。あっという間にクラウドファンディングの開始かから40日以上が経過し、日程的にはまもなく折り返し地点に到達します。既に130人を超える方にご支援いただき、達成率も1/3近く、27%まできました。ご支援くださった皆さん、本当にありがとうございます! クラウドファンディングの成立を目指して頑張りますので、引き続きよろしくお願いします!